秒速5センチメートル ― 2007/05/13 19:38:57
転校生同士の二人がめぐりあり、そしてまた転校で分かれていく。
アニメならではの叙情性をお楽しみください。甘く切ない初恋物語の行く末は。
若者向けの作品なのでしょうが、むしろ、その親達、そんな年齢の方が観るべきなのでは、と感じました。少年少女時代の’ココロ’を思いださてくれます。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
連休さなか、260席の館内、観客は私一人。貸切はうれしいのですが・・・
水戸テアトル西友(5/5)にて 公式サイト:http://5cm.yahoo.co.jp/
バッテリー ― 2007/03/11 20:46:22
あの少年の頃の純粋な気持ち、忘れかけた感情を取り戻してみませんか。「国民的スポーツ’野球’ここにあり」といった映画です。
白球の受け渡しは、気持ちの受け渡し。主人公ピッチャー巧とキャッチャー豪、チームメイトのお寺の息子のサワ。そして、巧の弟青波。少年たちのすがすがしい演技。
世の大人たちのみなさん、たまには、大人を一休みしてみませんか?
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
天海祐希に子供がいたら、林遣都君のような子なのだろうなと、なぜか納得してしておりました。
TOHOシネマズひたちなか(3/10)にて 公式HP
武士の一分 ― 2006/12/04 22:14:29
日本的な音の響き、蛙や蝉の鳴き声、秋の虫の音、こんなに美しかったのですね。主人公が視力を失う設定のためか、音の響きが印象に残りました。日常の生活音も、効果的に使われています。
壇れい扮する妻の加世、日本女性の鑑とも思える女性。男性の視点から、理想の女性像を求めた形となっています。女性の視点から見た加世は、どう映るのでしょうか?ちょっと私には、気になりました。
キムタクの時代劇、違和感があるかなと思っていたのですが、いつもの現代劇の雰囲気を漂わせながらも、科白が方言のためか、それなりに合っておりました。失明してからの目の演技は、なかなかなものです。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
「虫の声」は、欧米では単なる雑音として受けとられ、日本人のように楽しむことはないとのこと。そうすると、この映画は、純然たる国内映画となるのでしょうか?
TOHOテアトルひたちなかにて 公式HP 武士の一分
フラガール ― 2006/09/30 23:33:22
人の本音の部分は、生まれ育った地域の言葉で思考する。お国言葉・方言の’チカラ’を、感じました。
昭和40年、炭鉱の町いわき。石炭から石油の時代の波に飲み込まれようとしてる人たちのヒューマンドラマ。常磐ハワイアンセンター(現スパ・リゾート・ハワイアン)の炭鉱の娘たちを描きます。
関東ながら茨城北部に住む私にとって、いわきの言葉は親戚のようなもの。今ではお年寄りしか使わなくなった、なつかいしい言葉が、随所に。「この、でれすけがー」は、「この、大ばか者め」です。
ラストのダンスシーン、見応えあり。蒼井優の踊りも圧巻ですね。
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
私の散歩コースが、ロケ地に。豊悦が借金取りの寺島進をくい止めるシーンの木の橋は、常陸太田市にあります。
TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP フラガール
パビリオン山椒魚 ― 2006/09/18 15:38:15
面白いのか、つまらないの判断が、分かれる作品です。
非日常的世界を、オダギリ・ジョーと香椎由宇の不思議な魅力で描きます。まったく理解不能なストーリー。
観客は、「これ、なんなの??」というのが、正直な感想でしょう。不条理劇とも言える内容で、これを楽しめるかどうかは、あなたの感性次第。
オダギリ・ジョーと高田純次のレントゲン車の運転席と助手席でフロントガラスを拭きながら鍋をつつくシーン、個人的には一番のお気に入りです。
お勧め度 ★ 私の満足度 ★★★
観客は若いカップルが大半で、彼女がオダギリ・ジョーのファンなのでしょうね。
水戸テアトル西友にて
公式HP パビリオン山椒魚
シネマ日記 ブレイブ・ストーリー ― 2006/07/28 18:59:19
ファンタジーを映像化しようとするとき、アメリカ人は、VFXや特殊メイクを駆使する。前日観た、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のように。そして、日本人は、アニメーションで映像化する。そんなことを思いました。
現実社会からファンタジーへと変化していきます。大人から子供まで、それぞれ、どこかの部分で「自分にとって大切なものは何か」を感じとらせてくれます。
声優陣の豪華さを大人は楽しみ、幻界のファンタジーを子供は楽しむ。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★
東北、映画館行脚ツーリング。これなら雨でも楽しめるバイク旅。 盛岡の「パイレーツ・オブ・・」に続き、鑑賞。
マルチプレックスシアター「ソラリス」にて 山形駅近く、官民複合型ビル「霞城セントラル」地下2階にある、ミニシネコンでした。
公式HP ブレイブ・ストーリー
映画検定結果、4級合格、3級不合格。キネ旬公認映画ファン入門者となりました。まだ、初級とは行きませんでした。
シネマ日記 バルトの楽園 ― 2006/07/20 21:43:40
子供から大人まで安心して観られる、ヒューマンドラマ。出演者たちの顔ぶれやストーリーの展開に、安定感があります。まさに、文部科学省選定作品です。
第1次世界大戦中、徳島の俘虜収容所での、敵味方を超えて分かり合う兵士や地元民。かたや、同じ日本人同士でも、分かり合えない薩長と会津の遺恨。
人は、人間として生まれ日本人やドイツ人になるのか。日本人やドイツ人として生まれ、人間となるのか。
ドイツ人、日本人、、薩摩人、会津人、すべて、等しい人間なはず。そのことを、第九の音楽が心に運んでくれます。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★
大後寿々花ちゃん、「SAYURI」の時より、ちょっと大人になりました。
シネプレックス水戸にて
公式HP バルトの楽園
シネマ日記 博士の愛した数式 ― 2006/01/22 20:12:31
私が高校時代に、この映画を観られれば、「数学嫌いにならなかった」と思わせるほど、文学的に、そして哲学的に美しく数学を表現しています。
記憶が80分しか持たない博士と家政婦、そして家政婦の息子の3人の交流が、静かに深く進んでいく。そこには、いたわり、優しさがあふれています。
哀しみが優しさを生み、強さを作り出す。地味な雰囲気の映画ですが、まさに”日本映画”のテーマですね。
博士の役の寺尾聡、親子だから当たり前なんのですが、宇野重吉の雰囲気に似てきたと思いませんか。
お勧め度 ★★★ -自然数、素数、虚数・・・さび付いた”アタマ”に油をさすために、どうぞ。
スタンプラリー招待のため加算なし6000マイルまであと2191
公式サイトへ博士の愛した公式
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