檸檬のころ ― 2007/04/22 12:31:43
高校三年生のありふれた恋や進路の問題。しかし、人生がまだ甘酸っぱい頃の若者たちには、大問題。ちょっと笑えて、ちょっと切ない青春物語です。
栃木県がロケ地で、見覚えのある場所が何箇所かあり、それがこの上もなくやさしく美しく撮られています。山間の静かな町に、爽やかな風を、吹き込んでいます。森の中の下っては上る一本の坂道、自転車の二人乗りで駆け抜けるシーンなんて、青春そのものです。
だれもが通り、だれもが戻れない、その時間。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
前の海賊版撲滅キャンペーンで黒い涙を流す美少女が、音楽ライターを目指す高校生で、コミカルな役を演じております。
TOHOシネマズ水戸内原(4/14)にて 公式サイト:http://www.lemon-no-koro.com/
栃木県がロケ地で、見覚えのある場所が何箇所かあり、それがこの上もなくやさしく美しく撮られています。山間の静かな町に、爽やかな風を、吹き込んでいます。森の中の下っては上る一本の坂道、自転車の二人乗りで駆け抜けるシーンなんて、青春そのものです。
だれもが通り、だれもが戻れない、その時間。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
前の海賊版撲滅キャンペーンで黒い涙を流す美少女が、音楽ライターを目指す高校生で、コミカルな役を演じております。
TOHOシネマズ水戸内原(4/14)にて 公式サイト:http://www.lemon-no-koro.com/
コメント
_ kimion20002000 ― 2007/12/22 01:16:19
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_ 八ちゃんの日常空間 - 2007/05/11 00:40:42
人気の榮倉奈々より谷村美月の方がはるかに光っている、ホロ苦い青春映画。きっと、これから先、○○の出演作とか、この監督だからと、バックナンバーをたどるように、DVDで観賞されていくんじゃないでしょうか…。Blueとどっちがいい?って聞かれたら、これを選びます。
_ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! - 2007/07/03 00:03:42
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すべてが、きらめいていた。
誰しもが通り過ぎてきた、甘くて痛いあの時間──
卒業まで半年間。
それぞれの日々。
すごい。世界ってこんなにも熱いものだったん。
そして、みんな、大人になってゆく──
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卒業まで半年間。
それぞれの日々。
すごい。世界ってこんなにも熱いものだったん。
そして、みんな、大人になってゆく──
_ はらやんの映画徒然草 - 2007/09/30 18:13:49
檸檬はすっきりとさわやかな味だけど、心の擦り傷にはしみて、ちょっと痛い。 高校三
_ サーカスな日々 - 2007/12/21 01:34:01
新鋭女流作家の豊島ミホによる同名ロングセラー小説を原作に、高校生たちの揺れ動く多感な心情を描いた青春ドラマ。監督と脚本は、本作が初の長編映画となる岩田ユキ。『僕は妹に恋をする』の榮倉奈々と『カナリア』の谷村美月を主演に迎え、共演は映画やテレビでの活躍がめざましい柄本佑と石田法嗣という、今最も輝く10代の才能が集結。今回が映画初出演となるギターデュオ「平川地一丁目」の林直次郎が、劇中歌と主題歌を手がけているのも見どころ。[もっと詳しく]
微温的な退屈な日常の中で、だけど世界は煌いていた。
高校時代というのは、思春期のまっさかりの季節である。
自分という観念を持て余し、それと同じぐらい「性」的な身体を持て余している。
ある意味で、なにもかもが面白くない。ことあるごとに、理由もなく反抗したくなる。
日常は退屈だ。だから、非日常を強く求めることになるが、そんなに都合よく、なにもかもを忘れて夢中になれるものがあるわけではない。
空元気を装ったり、落ち込んで鬱々としたり・・・。
友情などという甘い関係を信じたくなったり、すべてを拒絶して小さな孤独を体験したくもなる。
早く大人になりたいと焦ってみたり、逆に死の観念を弄んだりする。
それぞれの人にそれぞれの高校時代があったのだろうが、少なくとも僕にとってはそんな季節であった。
これが小学生時代なら、もっと無邪気に世界をとらえ、夢中になるものがいつも存在して、自分では気づかないうちに「黄金時代」にふれていたのだ、ということになる。
中学生時代というのは、前思春期にあたり、自分の身体の変貌が、化け物のように思えたり、不安定な心身のバランスが、さまざまなストレスになって襲い掛かることになる。
何者にでもなれるという根拠のない確信と、何者にもなれないというこれまた根拠のない弱気と、結局のところ自分という存在がまだ薄明にただよっているような根拠しか持てない時期だ。
これも、少なくとも、僕にとってはということだが、あながち少数派とも思えない。
「檸檬のころ」という原作は、豊島ミホという新進の女性作家が22歳の時に書いた小説に拠っている。
豊島ミホは何処にでもありそうな地方都市の高校3年生の時期を、回想しながら物語を紡いでいる。
「冴えない時間」「ダサイ・退屈・不満だらけな日常」が、しかし、「すべてが煌いていた」大切な時間であった、
微温的な退屈な日常の中で、だけど世界は煌いていた。
高校時代というのは、思春期のまっさかりの季節である。
自分という観念を持て余し、それと同じぐらい「性」的な身体を持て余している。
ある意味で、なにもかもが面白くない。ことあるごとに、理由もなく反抗したくなる。
日常は退屈だ。だから、非日常を強く求めることになるが、そんなに都合よく、なにもかもを忘れて夢中になれるものがあるわけではない。
空元気を装ったり、落ち込んで鬱々としたり・・・。
友情などという甘い関係を信じたくなったり、すべてを拒絶して小さな孤独を体験したくもなる。
早く大人になりたいと焦ってみたり、逆に死の観念を弄んだりする。
それぞれの人にそれぞれの高校時代があったのだろうが、少なくとも僕にとってはそんな季節であった。
これが小学生時代なら、もっと無邪気に世界をとらえ、夢中になるものがいつも存在して、自分では気づかないうちに「黄金時代」にふれていたのだ、ということになる。
中学生時代というのは、前思春期にあたり、自分の身体の変貌が、化け物のように思えたり、不安定な心身のバランスが、さまざまなストレスになって襲い掛かることになる。
何者にでもなれるという根拠のない確信と、何者にもなれないというこれまた根拠のない弱気と、結局のところ自分という存在がまだ薄明にただよっているような根拠しか持てない時期だ。
これも、少なくとも、僕にとってはということだが、あながち少数派とも思えない。
「檸檬のころ」という原作は、豊島ミホという新進の女性作家が22歳の時に書いた小説に拠っている。
豊島ミホは何処にでもありそうな地方都市の高校3年生の時期を、回想しながら物語を紡いでいる。
「冴えない時間」「ダサイ・退屈・不満だらけな日常」が、しかし、「すべてが煌いていた」大切な時間であった、
_ CARAMEL*PAPA - 2008/01/11 17:52:07
初めての通学電車。初めての片思い。初めての告白。初めての仲間。初めての恋。
大人になったら味わえない。味わわずには大人になれない。�...
あの「黒い涙」の馬鹿げたPRを撮った連中たちは、全員、死刑にしてやりたいですね。映画館に来ている人間に見せるのは恥ずかしい下劣な映像です。