アイアンマン ― 2008/10/02 23:05:41
★★★★
TOHOひたちなか・フリーパスポート
あるいは裏切りという名の犬 ― 2007/02/25 21:00:31
フランスのおじさんたちは、かっこいい。刑務所から出所して娘に合う主人公のダニエル・オートゥイユの皮のコートにサングラスの姿が渋い。そして、娘が自分との面会を拒んだ理由を父に問うと、「娘の帰る後姿を見送ることに、耐えられないから」と答える。愛の深さを的確に表すキザな台詞が、決まってます。
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
ブログのアップが休止状態でしたが、やっと再開。ブログにアップしていない作品が14本もたまってしまいました。
水戸テアトル西友(2/25)にて 公式HP:http://www.eiga.com/official/aruinu/
明日へのチケット ― 2007/01/10 22:01:00
3人の監督による、ローマに向かう国際列車の出来事。偶然乗り合わせた人々の3篇の物語。
エルマンノ・オルミ監督の一番目の物語が、美しい。初老の大学教授の忘れかけていた心のときめきを、上品に、さりげなく表現しています。
出張先の中年女性の秘書の心づかいに抱いた、淡い恋心。食堂車のテーブルで彼女に手紙を書こうとノートPCに向かう。「年老いた心」と心の奥に潜む「年老いぬ心」を、絶妙に描いています。そして、最後に心温まる、エピソードを添える。
あとの2編も、もちろん、楽しめます。あなたは、どのストーリーに心を動かされるでしょうか?
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★(一番目は★★★★★です)
大学教授の老眼鏡が、かっこいい。そんなものに、興味を持つ年齢に達してしまいました。本日、バースデー割引1000円で鑑賞。
水戸テアトル西友(1/8)にて 公式HP 明日へのチケット
王の男 ― 2007/01/01 20:43:04
韓国史上最大の暴君、朝鮮王朝第10代の王「ヨンサングン」。 韓国の史実の理解をしていないと、この映画の面白さの半分を、知らないまま終わってしまう、そんな気がしました。(私は理解していませんでした。)
旅芸人のチャンセン(カム・ウソン)と相棒の女形コンギル(イ・ジュンギ)が、なぜ、王ヨンサングン(チョン・ジニョン)の宮廷付き芸人となりことが出来たのか。その背景が、この映画の面白さのであり、韓国で大ヒット作となったのでしょう。
お隣の国韓国、しかし、日本人にとって、韓国の歴史・文化の理解度は、まだまだ。ストーリーの面白さ、味わっただけは、足りないような気がしました。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★
美形なイ・ジュンギ、映画のように、’あちら’の方面に進んでしまわないかと心配してまうのは、私だけでしょうか? 2007年第一作目の鑑賞。
シネプレックス水戸(1/1)にて 公式HP 王の男
エラゴン 遺志を継ぐ者 ― 2006/12/31 23:35:47
ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ、ロバート・カーライル・・・この出演者たちで、「たんなるファンタジー・アドベンチャー物とは、違うのでは」という期待で観に行ったのですが、見事に裏切られました。
生まれたときはかわいかったメス・ドラゴン、サフィラ。大きくなると、ちょっと・・・。RPGのようなつくりの作品は、私のような中高年には、面白さが理解できないのでしょうね。
3部作ということでもあり、終わり方が気を持たせますが、次作を私は、観ないかもしれません。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★
2006年最後の鑑賞作品、ちょっとハズレだったかな。今年の鑑賞累計137本でした。
TOHOシネマズひたちなか(12/30)にて 公式HP エラゴン
Oi(オイ)ビシクレッタ ― 2006/12/29 22:16:41
一家7人自転車4台で、リオデジャネイロを目指し、3200キロの職探しの旅。ブラジル人家族の実話を映画化。
誇り高き失業者のロマンは、妻と子供5人を引き連れ、あまりにも無謀・無計画な自転車の旅を決行。この一家のエネルギー、飽満社会の日本では、生まれることのない’力’です。
「物乞いはしても、泥棒はしない。」主人公のロマンは、いい加減な男のなのですが、しかし、人としての基本は、しっかりしている。教会の献金箱のお金を盗んでしまった長男を諭したりします。家族の悲喜こもごもをお楽しみください。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★
たばこを吸うことで、一人前の男になる。この映画では、たばこのシーンが数多くありますが、意味を持たなくなる日も、近くなりそうですね。
水戸リードシネマ(12/24)にて 公式HP Oi(オイ)ビシクレッタ
犬神家の一族 ― 2006/12/24 21:19:40
石坂浩二の若さには、驚きです。走ってます。「水戸黄門」のご隠居様をご卒業なさった方とは、思えません!
豪華なキャストは、見事です。カメオ出演者もたっぷり。濃ーい演技を十分堪能できます。市川崑監督のセルフ・リメイク、安心して楽しめる作品ですね。
終戦直後の雰囲気を、今の若い方々がどこまで理解できるのか、ちょっと心配でしたが、やはり観客の年齢層は、高かった。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★
監督・出演者の年齢の高さは、高齢化社会の日本を映すかのようです。しかし、洋画でも、ロバート・レッドフォード、アンソニー・ホプキンス、石坂浩二よりも年上が、まだまだ主役を張ってます。
TOHOシネマズひたちなか(12/21)にて 公式HP 犬神家の一族
硫黄島からの手紙 ― 2006/12/12 21:05:06
戦争とは、「国と国との白黒」の決着をつけるものであり、その唯一のルールは、生身の人間の「命のやりとり」、相手を一人でも多く殺すこと。
戦争の恐ろしさを十分に思い知らされます。これでもかと続く、戦闘シーン。人間が、虫けらのように殺され、そして、生きて虜囚の辱めをけることがないように、自ら命を絶つ。
一番の悪は、戦争を始めること。始めてしまえば、兵士は、自分の命を守るため、愛する人の命を守るため、殺される前に、敵を殺すという、まっとうな論理で行動するだけ。
お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★
イーストウッド監督の日米の視点からの2部作。しかし、日本側、アメリカ側というより、敵も見方もない、同じ人間の視点からの作品といったほうが、正確ですね。
TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP 硫黄島からの手紙
ありがとう ― 2006/12/05 23:10:18
阪神淡路大震災で何もかも失ったカメラ屋のおやじ。なぜが、ゴルフクラブだけが、残っていた。これは、「ゴルフで飯を食え」との神の思し召しと思い、プロテストに挑戦する。還暦ゴルファー古市忠夫の実話を基にした映画です。
前半の震災の被災シーン、涙なくして見る事はできません。観客のほぼ全員のすすり泣く声が・・・。そして、犠牲を無駄にしないために、災害に負けない街づくりを目指す。これだけで、この映画を見る価値は、十分あります。
一転後半は、中高年に夢を与えるサクセスストーリ。メタボリック・シンドロームのあなたも、よし頑張ろう!とその気にさせてくれるでしょう。
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
主人公役のイメージは、武田鉄矢か赤井英和。武田は’織金’やってるので、やっぱり赤井で決まりですね。
TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP ありがとう
イルマーレ ― 2006/10/21 23:49:38
2004年と2006年の不思議な手紙のやりとり。郵便受けの取っ手がコトリと動く時、幸せな気分になります。
主人公を若者から大人に入れ替えて、しっとりした感じの恋物語に仕上がりました。そんなに期待はしていませんでしたが、思ったとおりの「外れナシ」の作品でした。
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック、中年の域の40代。しかし、まだまだ、ラブロマンスが似合う二人です。レストランで1人待つ、サンドラ・ブロックが素敵でした。大人の恋の夢物語を、お楽しみください。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★★
本家は、DVDでかなり前に観たので、ストーリーはすっかり忘れ、新鮮な感じで鑑賞。
TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP イルマーレ
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