サンシャイン2057 ― 2007/04/23 22:48:04
人類が滅亡するのは、温暖化ではなく、寒冷化。「不都合な真実」の正反対のシナリオ、しかも大国の核保有を正当化させるため。そんな、’ピントハズレ’なことを、考えてしまいました。
後半は、宇宙船内での圧倒的な戦闘シーン。セリフはなくなり、映像と音響の世界をお楽しみください。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★
宇宙船の乗組員にアジア系が登場、船長は真田広之。英語の上手さに感服いたしました。
TOHOシネマズひたちなか(4/19)にて 公式サイト:http://movies.foxjapan.com/sunshine2057/
13 ザメッテイ ― 2007/04/09 21:56:40
予告編で見せすぎです。そんなに悪い作品ではないのですが、期待が膨らみすぎて、見事に裏切られてしまいました。
「SAW」のような人間の奥底に潜むおぞましさう暴く作品のイメージを抱いていたのですが、ストーリー展開がゆっくりで、白黒の画面と重苦しい雰囲気を醸し出す音楽を味わう映画でした。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★
フィルム・ノワールの行き場のない閉塞感、光が見えてこない結末。後味の悪さが、またノワール映画の魅力なのでしょう。
水戸テアトル西友(4/8)にて 公式サイト:http://13movie.jp/
ステップ・アップ ― 2007/03/19 21:30:27
青春ダンス映画、私が絶対楽しめる分野です。そして、この映画も、期待を裏切りませんでした。
ストーリーは、セオリー通りの展開です。安心してダンスと音楽にひたれます。境遇の違いすぎるストリートダンサーとバレリーナ。そんな二人が出会い、ダンスを通じて成長していく姿が、いいですね。
しかし、やっぱりダンスは、手足の長い外国人が決まってます。映画が終わったあとに、エイベック主催の日本人のダンスコンテスト映像がおまけで流れます。かなり上手いのですが、映画の出演者たちと日本人の体形の違いを、逆に見せつけらてしまいました。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
個人的には、女性のゴードン校長(レイチェル・グリフィス)のファッション、特に髪型とイヤリングが、知性と大人の女の色気を感じさせ、クラッとさせられました。(笑)
水戸リードシネマ(3/18)にて 公式HP
人生は、奇跡の詩 ― 2007/03/03 20:28:36
ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキ。実際に夫婦でもある二人がが演ずる、大人のためのおとぎ話。
饒舌な詩人の言葉のマジック、彼の大学での講義を聴けば、今日からだれでも詩人となってしまうでしょう。
愛する人のため、イラク戦争のなかのバクダットへ。国家という後ろだけがなければ、単なる紙切れ。イラク紙幣が風で道に舞っているが、だれも気に留めないシーン。愛のおとぎ話に一味加えます。
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
ロベルト・ベーニーニ主演・監督。チャップリンのようなユーモアとペーソスを表現できるのは、彼しかいないですね。
水戸テアトル西友(3/3)にて 公式HP
幸せのちから ― 2007/02/05 21:51:48
究極のアメリカン・ドリーム。無一文からたちあがり、証券会社のオーナーまでにのぼりつめた実話をもとにした作品。
誰でも、出来るわけじゃない。しかし、本当に実現した人もいる。誰でも等しく、チャンスは与えられている。しかし、そのチャンスを見逃したり、生かそうとしていない凡人たち。神様は、歯を食いしばってがんばる人間に、微笑をなげかける。ふくれっ面の人間には、見向きもしない。
そんなに単純じゃない人生、しかし、解決方法は、単純なものなのでしょうね。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
ウィル・スミス、自分の子供を出演させるとは、親馬鹿かなと、思っていたのですが、思い違いでした。親子だからこそ出せた、幸せのちからです。
TOHOシネマズひたちなか(2/1)にて 公式HP 幸せのちから
007/カジノ・ロワイヤル ― 2006/12/10 23:50:27
007は、男のある種の願望の象徴だと、強く感じました。というのは、鑑賞した日がいくらメンズデーといえ、観客の大半が、30代・40代の男性だったからです。世の’おじ様’方が、「チョイ悪おやじ」を目指し、映画館に。
さすが、SONY PICTUERSです。普通、映画の主人公のPCは「マック」なのですが、ボンドは「バイオ」。携帯は、しっかりソニー・エリクソン。
年の暮れ、あんまり難しいことは言わないで、楽しむのには最適な作品かもしれません。それにしてもあの拷問、男にとっての究極の拷問でしたが、後の展開をみると大丈夫だったようで、安心しました。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★
エンターテイメントとしての王道、代々引き継ぐ、主人公。6代目ボンドは、ダニエル・クレイグ。これって、TVの「水戸黄門」シリーズと同じことですよね。
TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP 007/カジノ・ロワイヤル
SAW3 ― 2006/11/26 20:33:10
これでもかとの血しぶきの嵐に、あなたは耐えられるか。 上演開始5分で、前の若いカップルは、退席してしまいました。
衝撃的第1作の’わけのわからない’恐怖感から、回を重ねるごとに、心理的苦痛から肉体的苦痛の直接表現、スプラッターホラーの要素が、強くなってきました。
ジグソウは、神の使いなのでしょうか。神といっても死神、東洋的表現でいえば、閻魔大王。彼の「ゲーム」とは、人間の負の感情の清算ゲーム。しかし、「憎しみ」から「愛」や「慈しみ」を導くゲームなのか、「破滅」へ道のなのか。
多量の‘血の表現’を差し引くと、意外と素直なテーマを、提示しているように思えました。
お勧め度 ★ 私の満足度 ★★★
観たい人だけ観てください。何にも知らない人を誘って, 絶対観ないで下さい。
TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP SAW3
サッド・ムービー ― 2006/10/24 22:40:57
ほんのり「おかしく」、ほんわか「あたたかく」、しんみり「悲しい」、善人の、善人たちによる、善人のための映画です。
韓国人気俳優の競演、3組の男女と1組の親子のサッド・ストーリー。前半は、明るく、楽しく、朗らかに、そして、後半は、悲しい別れの訪れが。
「ゆれる」で人間の心の闇を考えさせられた後なので、かえって「サッド・ムービー」が素直に楽しめた気がします。それぞれの別れを迎える結末は、確かに悲しいですが、’ラブコメ’テイストの味付けが、砂糖菓子の甘さのように心地よかったです。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
初めて、試写会の券が当たりました。9割近くが女性の観客、7時開演とはいえ、カタギのサラリーマンでは、行きづらい時間ですね。もう少し遅いといいのですが。
シネプレックス水戸にて 公式HPサッド・ムービー
スーパーマン・リターンズ ― 2006/08/30 21:17:32
30分過ぎ位から熟睡状態、あの大音響の中、よく眠れたものです。去年の10月「シン・シティ」以来の内容を覚えていない映画となりました。
クラーク・ケントとロイス・レインの顔が、メイキャップのせいなのでしょうが、人造人間みたいで、イマイチ映画に入り込めませんでした。
お勧め度 - 私の満足度 -
今回は、評価不能。DVDがレンタルされたら、よく観てみます。
TOHOシネマズひたちなかにて
公式HP スーパーマン・リターンズ
幸せのポートレート ― 2006/08/29 20:56:59
バリバリのキャリアウーマン、メレディスが、恋人エヴェレットの家のクリスマスに招かれる。その家族がリベラルというかオープンな雰囲気。コンサバな彼女とは、正反対。どんなクリスマスとなるのか?
サラ・ジェシカ・パーカーのラブ・コメデイといった雰囲気で始まりますが、結構真面目に、自分に正直に生きるということを、考えさせられます。恋人の両親役、ダイアン・キートンとクレイグ・T・ネルソンが、この映画を引き締めます。
さすがハリウッド映画、ラストは日本人には考えらない結末。お楽しみに。真夏に雪のクリスマス映画を、どうぞ!
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
当地の公開初日(8/26)の初回に行ったのですが、観客は私1人。貸切鑑賞は、得したような気分ですが、2週間限定なのですから、早く観来ないと終わっちゃいますよー。
水戸テアトル西友にて
公式HP幸せのポートレート
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