日本以外全部沈没 ― 2006/10/30 21:51:29
こんな素敵なタイトル、なかなか、ありませんね。「日本以外全部沈没」。絶対みんなが「有り得ない」と確信していますが、こんなことになったら、意外とこの映画のストーリー通りになるのでは??
パロディとは、人間の’本音’を表現する一方法。しかし、その本音が、上質なものでないなら、その人間も上質ではない。ゲラゲラ笑って観ていた私ですが、結局、自分のことを笑っているのに気づきかされました。
B級映画の雰囲気が心地よく、分かりやすく。結構、真面目なメッセージも、我々に伝えてくれます。
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
筒井康隆先生、健在ですね。私は、30年近く前、筒井康隆、読みまくりました。懐かしいなあ。
水戸リードシネマにて 公式HP 日本以外全部沈没
涙そうそう ― 2006/10/06 23:27:58
恋から愛へは、あり得るが、愛から恋へは、あり得ない。沖縄を舞台に、妻夫木聡と長澤まさみの二人に魅せられる、血の繋がらない兄弟の、悲しい愛の物語です。
兄洋太郎は、あくまでも優しく。妹カオルは、あくまでも可憐。 人間の性(さが)が出る前に、身を引いていく。そして、誰も傷つけまいとする。音楽と映像が、その姿を追って行きます。
観終わってみると、この作品は一編のファンタジーとだ感じました。この夢のように、優しい二人の原点は、エンドクレジットの後、現れます。最後まで席を立ちませんように。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
沖縄弁の柔らかな響きが、心を温かにしてくれます。
TOHOひたちなかにて 公式HP 涙そうそう
シネマ日記 日本沈没 ― 2006/07/17 18:59:22
洋画のパニック映画は、身近な所じゃないので「安心して」見ていられるのですが、邦画となると現実感が増し、不安を掻き立てられます。言うまでもなく、日本各地の被災シーンは、館内静まり返り。
SF物語にラブロマンスをプラス。日本の危機を救うのは、愛の力。結論的には、重要な問題をすりかえてしまった感があるのですが、それがエンタテイメントなのでしょうか。
豊悦の田所博士が、眉間に皺を寄せ、にらむ顔で受けてしまったのは、私だけ?
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
この映画1.5回観てしまいました。 上演開始30分ぐらいから落雷による停電が三度、ついに上映中止、入場料払い戻しとなりました。おまけに「非常用入場券」がもらえました。「本日はご鑑賞中やむを得ない事情にて上映を中止いたしました事をおわび申し上げます。」の印刷された入場券です。なんか、使うのもったいない入場券です。
TOHOシネマズひたちなかにて
公式HP 日本沈没
シネマ日記 寝ずの番 ― 2006/05/03 22:05:41
古典的下ネタ炸裂、おかしくも、物悲しい人間の一面を暖かみのある笑いで、包んでくれます。
お通夜の夜の「寝ずの番」、故人を偲んで、回顧談に花が咲く。咲いただけでなく、歌いだすやら、踊りだすやら。また、この踊りがすばらしい。なにか一つ’突き抜けた’感情を憶えました。
「テレビではマネのできない映画らしい映画を撮る!」とのマキノ雅彦監督の言葉どおり、テレビでは放送できそうにもない面白い映画です。 この手の笑いについていけるのは、中高年だけかもしれません。私の前の席の中年夫婦の奥さん、かなり受けており、笑い声も一段と大きかったです。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★★★
若い方には、ちょっと引いてしまう笑いの要素あり。そんな方は、昭和の歴史を勉強しましょう。
シネプレックス水戸にて
公式HP 寝ずの番
シネマ日記 NANA ― 2005/09/23 08:05:11
観客の8割は若い女の子。コミックでの人気の高さなのでしょう。
一言で言ってしまうと、女の子の青春映画なのですが、 見た後、さわやかな気持ちにさせてくれます。
若者は主人公の二人を通し、自分の将来にほのかな光を感じ、 年老いた者は、自分の過去にささやかな光をあてる。
そんなこと感じました。
松田龍平くん、 お父さんの優作の「かっこよさ」にまだまだ追いつけないなあ。
お勧め度 ★★★★ - 後ろの席の若い男の子は、終了直後「つまんねー」とささやいたので、星4つ
マイル114獲得合計852 6000マイルまで、あと5148
HPへ->NANA lhttp
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