シネマ日記 寝ずの番2006/05/03 22:05:41

古典的下ネタ炸裂、おかしくも、物悲しい人間の一面を暖かみのある笑いで、包んでくれます。

お通夜の夜の「寝ずの番」、故人を偲んで、回顧談に花が咲く。咲いただけでなく、歌いだすやら、踊りだすやら。また、この踊りがすばらしい。なにか一つ’突き抜けた’感情を憶えました。

「テレビではマネのできない映画らしい映画を撮る!」とのマキノ雅彦監督の言葉どおり、テレビでは放送できそうにもない面白い映画です。                                     この手の笑いについていけるのは、中高年だけかもしれません。私の前の席の中年夫婦の奥さん、かなり受けており、笑い声も一段と大きかったです。

お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★★★

若い方には、ちょっと引いてしまう笑いの要素あり。そんな方は、昭和の歴史を勉強しましょう。

シネプレックス水戸にて

公式HP 寝ずの番

コメント

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_ 平気の平左 - 2006/05/03 23:15:44

評価:55点

寝ずの番

予想通りの面白さ。

というか、予想以上のものは何一つないという方が正確でしょうか。

まぁ、面白いと言えば面白いのですが、ちょっと年齢層が高めの笑いが多いですかね。

しかも、下ネタが多めなんですよねー。

それは、良いとしてもテンポがイマイチよくない気がしますね。

何よりも予告編以上のものがあまりないんですよね。

予告編の方が密度が濃い分テンポが良いですし。

中井貴一とかの三味線の歌とかは結構良かった部分もありますけどね。

ちょっと私には合わない映画でした。



しかし、映画以上に合わないのが映画館の客。

映画館は入れ替えせいではなく、前回の客が残っていました。

これがよくない。

映画は1回1回を真剣に観るべきだと思いますね。

横にいるおばちゃんは、2回目なので退屈なのか,爆睡してました。

いびきがうるさくて殺意が芽生えました。

それ以上に殺意が芽生えたのが後ろのおっさん。

多分2回か3回目なのでしょう。

そのおっさんは、セリフを覚えているようで、ご丁寧に役者がセリフを言う1秒前くらいに先にセリフを言ってくれます。

そんなことが3回くらいはあったでしょうか。

笑いと言うのは、間とか言い方とかそういうものが大切だと思うのです。

何で役者の演技見に来て、素人のおっさんのセリフ聞かなきゃいけねえんだよ!!!!

多分10歳若かったら、おっさんを殺していたと思います。

丸くなったもんです。

でも、映画の楽しみを守るためなので、おっさんを殺しても緊急避難が成立して,
たぶん無罪だと思います。



ところで、映画の中でマリファナの話が出てきたりして中島らも原作らしいなあ、と思ってしまいました。

中島らも作品読んでないけど、薬中毒というイメージがあるので。

_ ひらりん的映画ブログ - 2006/05/03 23:26:57

マキノ雅彦=津川雅彦第一回監督作品。
彼のジイさんが日本映画界の草分け的存在だったとは・・・。
それにしても、予告編に出てくるちょい・エッチな話・・・
ちょっと期待できそうな邦画でしょっ。

_ いもロックフェスティバル - 2006/05/04 00:56:15

まさかあの中井貴一の口から「お×こ」という言葉が連発されようとは!(爆) そん

_ やっぱり邦画好き… - 2006/05/04 01:52:31

 公式サイト



映画 『 寝ずの番 』[ 劇場鑑賞 ] 


2005年:日本 【2006年4月上旬ロードショー】 [ 上映劇場 ]

監 督:マキノ雅彦
脚 本:大森寿美男
原 作:中島らも  「寝ずの番」


 中島 らも 寝ずの番


[ キャスト ]

中井貴一
富司純子
木村佳乃
堺正章
長門裕之
笹野高史
岸部一徳
木下ほうか
真由子
田中章
土屋久美子
石田太郎
蛭子能収
桂三枝
笑福亭鶴瓶
浅丘ルリ子
米倉涼子
中村勘三郎
高岡早紀


バチが当るほど面白い!

上方落語の一門で師匠、一番弟子、おかみさんが次々と亡くなり、
それぞれのお通夜の席で“寝ずの番”をする弟子や故人ゆかりの
温かい仲間たちが、悲喜こもごもの思い出話に花を咲かせる
人情物語。ちょっとエッチで危ない爆笑エピソードの連続のなかに
垣間見える仲間たちの強い愛情、絆が、爽やかな涙、何とも
言えない小粋で心温まる感動を生み出している。

(公式サイトより)




《 感 想 》

やっと観てきました(^^) シネスイッチ銀座は満員御礼♪客層はどちらかというと高めでした(^^;
映画は予告を見ていたので期待以上の笑いは得られなかったものの全体的に楽しめました(^^)
かなり下ネタ満載なのですが嫌らしさはまったく無くいやみの無いギャグで飽きさせません。長門裕之サンの死人の演技にはやられました(笑)そしてこのキャスト陣の中では木村佳乃サンはちょっと異色な感じなのですがイイ味出していて楽しませてくれました。
昔はテレビで落語を見れたのですが今となってはあまり目にする機会がなくなってしまったので少し抵抗感はあると思いますがまったく抵抗なしに見れる映画だと思います。



 1日1クリックだけご協力いただけたら嬉しいです♪



_ 日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~ - 2006/05/04 10:43:46

俳優、津川雅彦が、ともに映画界の重鎮である祖父、マキノ省三、叔父、マキノ雅弘のマキノ姓を継ぎ、映画監督として製作したデビュー作品です。

上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴の臨終から通夜、告別式のドンちゃん騒ぎ。シモネタ満載、爆笑エピソード満載の”通夜喜劇”です。通

_ カノンな日々 - 2006/05/04 10:52:39

「タイフーン」を観たあと、この日、友人らと食事会までにまだ時間があったのでもう1本観ることに。候補は「プロデューサーズ」「リバティーン」とこの「寝ずの番」だったのだけど、2本目だし軽めの喜劇がいいかなと思ってこの「寝ずの番」にしました。あまりにストレート....

_ Akira's VOICE - 2006/05/04 17:25:28

歌と踊りと笑いと涙の人情喜劇。

_ 映画とアートで☆ひとやすみひと休み - 2006/05/04 22:40:30

私のお気に入りの俳優(タレント)は、中井貴一と岸辺一徳と及川光博とジュリーである。 中井貴一は、デビューの時からずっと好きだった。 私は男の人だったら、お育ちの良さそうな雰囲気の人がいいのである。 岸辺一徳は私なりに一言では言い尽くせない理由が色々あって好き..

_ ☆ 163の映画の感想 ☆ - 2006/05/04 23:15:41

シモネタ、バンザイの楽しい作品でした!
落語家さんたちのお通夜の席は、本当にこんなんじゃないかって勝手に想像しちゃいましたよ~!かなり露骨な表現のシモネタもあるので付き合いだしたばかりのカップルが観たらちょっと恥ずかしいかも~!

マキノ雅彦(津川雅彦...

_ 京の昼寝〜♪ - 2006/05/07 15:23:40


落語家 笑満亭橋鶴の臨終の時「そ、そ○が見たい・・・」
■監督 マキノ雅彦■脚本 大森寿美男■原作 中島らも(「寝ずの番」角川文庫・講談社文庫版)■キャスト 中井貴一、木村佳乃、長門裕之、笹野高史、岸部一徳、富司純子、堺正章□オフィシャルサイト  『寝ずの番』 上方落語界の稀代の噺家・笑満亭橋鶴(長門裕之)が、今まさに臨終のときを迎えようとしていた。 見守る弟子たち。 なんとか師匠のいまわの願いを叶えようと、耳を近づけ聞き取ったのは「そ○が見たい」との言葉。 一同驚きつつも、おとうと弟子・橋太(中井貴一)の嫁・茂子(木村佳乃)を説得。 茂子は師匠をまたぎ、そそをお見せした。 が、師匠は言った。 「わしはそとが見たいと言うたんや…」。 そしてご臨終。 通夜には師匠ゆかりの人々がわんさわんさと集まり、想い出話は尽きることがないのだった。 おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)  cyazの満足度⇒★★★☆ ま、よくもまあ放送禁止用語を連発したもんだ(笑) これは監督の言うように絶対テレビでは作れない作品だ 
 マキノ雅彦初監督作品。 そう、あの津川雅彦が初メガホンを撮った作品が今作である。 マキノ省三(祖父)、マキノ雅弘(叔父)に持つ、言わばサラブレッドの血統を持つ俳優・津川雅彦が、上方落語の重鎮笑満亭橋鶴師匠の通夜で、“寝ずの番”をする人々の人情を、彼独特のフィルターを通して描いた人情喜劇だ。 しかもその師匠役は兄・長門裕之とくれば、息もピッタシだ 監督の顔の広さでキャストやゲスト陣も素晴らしい  特に橋太役の中井貴一はそのくそ真面目な風貌とは全く違うコミカルな味をしっかり出している。 彼は真面目な顔をすればするほど笑えるから不思議だ。 上方には独特の雰囲気とその世界があるのだが、全く違和感なく演じているところは流石色んな映画に出て工夫努力を欠かさない彼の真面目さから来るのだろうか。 その橋太の嫁の茂子役を演じる木村佳乃。 帰国子女にこの世界観がわかるのかどうか疑問だが、それでもよくこの役を演じていたと思う。 後日談だが、スカートを捲り上げるシーンで仮下着を着けていなかったと告白していた。 ん?ということはすっぽんぽん ということは長門裕之他何人かのスタッフは・・・。 役得だったんだなぁ(羨ましい) で、この映画で欠かせないのは橋次役の笹野高史。 彼の

_ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! - 2006/05/07 23:03:40



偉人が死ぬ前に遺した
最期の言葉は   


ゲーテは
「光を、もっと光を・・・」


ベートーベンは、
「友よ拍手を!喜劇は終わった!」


トルストイは、
「私は真実を愛する」




そして、

笑満亭橋鶴は・・・



いまは山中温泉で
いま....

_ 猫姫じゃ - 2006/05/09 10:57:03

寝ずの番
俳優の津川雅彦 が、偉大なる映画人である祖父のマキノ省三 、叔父のマキノ雅弘 からマキノ性を襲名し、マキノ家 3代目監督マキノ雅彦として初メガホンを取った意欲作。 yahoo 性という字、間違っています!姓
中島らも の短編小説「寝ずの...

_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2006/05/19 01:56:45

落語界の咄家のお通夜の席での数々のエピソード、艶話がメインだが破天荒で大胆でハチャメチャだ。こんなお通夜なら何度でも出てみたい・・!?



九州"ぼぼ"、関西"お○こ"、東北"べっちょ"、沖縄"ほーみー"、淡路島"おちゃこ

_ ヒューマン=ブラック・ボックス - 2006/05/29 20:17:48















ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(136) 寝ずの番-寝ずの番は

生死一体の大宴会。

通夜には寝ずの番をする。
このことを初めて知ったのは、20年ほど前になくなった祖父の通夜だった。
「死んだ人が寂しくないよう....

_ 映画とアートで☆ひとやすみひと休み - 2006/06/13 21:33:05

原作が先か?映画が先か?先日、世界同時公開された話題作『ダ・ヴィンチ・コード』で

_ Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆) - 2006/10/26 14:32:18


評価:★7点(満点10点) 2006年 110min
 
監督:マキノ雅彦
主演:中井貴一 木村佳乃 岸部一徳 長門裕之 田中章

【あらすじ】上方落語界の重鎮である笑満亭橋鶴(長門裕之)は、臨終の時を迎えようとしていた。弟子たちが見守る中、一番弟....

_ デコ親父はいつも減量中 - 2006/10/29 23:58:35










監督:マキノ雅彦
原作:中島らも
出演:中井貴一、木村佳乃、木下ほうか、田中章、土屋久美子、真由子、石田太郎、蛭子能収、高岡早紀、堺正章、笹野高史、岸部一徳、長門裕之、富司純子

評価:88点

(ネタバレあります)
故中島らも原作。
笑....

_ *モナミ* - 2007/01/14 10:13:03

思いっきり不謹慎なのに、笑った笑った。
どこまでも下ネタなのに、なぜか泣いた。

最初から最期までエロ満載なのに、
なぜか、あったかい気持ちになった。


中井貴一や岸部一徳といった、
ちょっと頼りない弟子たちと、木村佳乃はじめ、
キップのいい姉さんたちの、テンポのいい掛け合いで、
厳粛な儀式であるはずのお通夜やお葬式を、
茶化してしまう面白さ。

「らくだのカンカン踊り」なんて、
あり得な