硫黄島からの手紙2006/12/12 21:05:06

戦争とは、「国と国との白黒」の決着をつけるものであり、その唯一のルールは、生身の人間の「命のやりとり」、相手を一人でも多く殺すこと。

戦争の恐ろしさを十分に思い知らされます。これでもかと続く、戦闘シーン。人間が、虫けらのように殺され、そして、生きて虜囚の辱めをけることがないように、自ら命を絶つ。

一番の悪は、戦争を始めること。始めてしまえば、兵士は、自分の命を守るため、愛する人の命を守るため、殺される前に、敵を殺すという、まっとうな論理で行動するだけ。

お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★

イーストウッド監督の日米の視点からの2部作。しかし、日本側、アメリカ側というより、敵も見方もない、同じ人間の視点からの作品といったほうが、正確ですね。

TOHOシネマズひたちなかにて 公式HP 硫黄島からの手紙