ゆれる2006/10/23 21:55:21

邦画で久しぶりに、’ずしん’と胸に来る映画です。

家業のガソリンスタンドを父親とともに切り盛りする兄、稔(香川照之)と東京で写真家として働く弟、猛(オダギリ・ジョー)。幼なじみ、智恵子(真木よう子)の転落事故裁判を通して、人間の悲しさ、ずるさ、優しさ、臆病さ、大胆さ・・・を目の前に差し出します。

裁判が進むにつれて、人間の心の’闇’を暴き出す。それは、誰もが持っている’闇’でもあるはず。

人間の心は、ふとしたはずみで壊れていく、否、正直になっていくと、そこには、悪魔が待つのか、天使が待つのか?

お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★★

評判の高かった「ゆれる」、期待通りというか、期待以上の作品でした。これを観ずして、映画を語るなかれ。

TOHOシネマズ水戸内原にて 公式HP ゆれる

コメント

_ ミチ ― 2006/10/23 23:08:33

skywaveさん、こんばんは♪
とうとうご覧になったんですね~。
おススメ度、満足度ともに最高点ではないですかー!
嬉しいな~。
「フラガール」も良かったですが、この映画はズシンときました。
何か見たくない感情までむき出しにされたような心地悪さを感じたり、ラストの解釈を色々考えたり、本当に深い映画だと思います。

_ skywave ― 2006/10/23 23:25:40

こんにちは、ミチさん。
>とうとうご覧になったんですね~。
やっと、観ることできました。
自分でも、ストーリーの中に吸い寄せられていくのが分かりました。最後の稔のあの微笑と、猛の子供の頃のように兄を呼ぶ声。どう解釈するか、本当に考えさせられますね。

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_ ミチの雑記帳 - 2006/10/23 23:26:37

映画館にて「ゆれる」

『蛇イチゴ』の西川美和監督のオリジナル脚本による第二作目。

サスペンスタッチのストーリーと裁判劇という全く私好みの作品。どこから感想を書いていいかも分からないほどいろいろ言いたいことが山のように出てくる。とにかく“ゆれ”ます。登場人物の“ゆれ”と共に観客も否応なく“ゆれ”ます。

閉塞的な狭い町で家業を継いだ兄・稔(香川照之)と、そんな田舎から飛び出して東京でカメラマンとして成功を収めている弟・猛(オダギリジョー)。吊り橋を渡れない兄は地元に残り、吊り橋を渡った弟は都会へ出たというふうに、“吊り橋”が兄弟の対比を生む。弟が法事のために久しぶりに帰省したシーンでこの兄弟の関係が良く分かる。ただし都会で成功している弟も田舎へ帰れば服装や髪型からして浮いており、居心地が悪そう。

猛が昔なじみの智恵子(真木よう子)と関係を持つエピソード。昔の女が自分の兄とちょっとイイ感じなのに嫉妬して、自分への気持ちがまだある事を確かめるかのように関係を持つ。そのあとの智恵子の態度の変化が痛い。再会した時は他人行儀だったのに一度関係を持ってしまえば昔に戻ったように馴れ馴れしくなり、都会への夢を再び語りだす。そんな智恵子のモーションにわざと気づかぬ振りをする猛。かつて猛と共に都会へ出ようかどうか迷って、結局渡れなかった“吊り橋”。それを今度こそ渡ろうと、猛との関係復活によって智恵子の中に生じた変化からすべての悪夢は始まった。

智恵子と関係を持った後、家へ帰ると稔が背中を丸めて洗濯物をたたんでいる。その時のやり取りで稔は二人の間に性的関係があったと感づく。この瞬間から稔の猛への気持ちも揺れはじめたように思う。

智恵子が吊り橋から転落した瞬間、長めの無音の時間が恐ろしい。
転落する前後のことはいろんなパターンで描かれる。一体何が起きたのか、真実は何か、誰にも分からないことが緊迫感を呼び、ワンシーン終わるたびに深く息を吸わねばならぬほど。

法廷劇になってからはますます目が離せなくなる。すべてが丸裸にされる場所、法廷で、最初は猛は稔をかばおうとしていた。
ところが、2回の兄弟の面会を経て温和な稔の本音が出てくる。
猛が故郷を捨てた事を「逃げてばっかりの人生だよ」と自嘲的に言うのを、稔は「つまらない人生からな」と返す。
「なんでこうなっちゃうの?何でこんなに違うの?俺

_ カノンな日々 - 2006/10/23 23:49:10

ホントは公開初日に行きたかったんだけど直前にTVでこの作品をよく取り上げだした上にさらに褒めちぎるもんだから、ミニシアター系作品でコレだと絶対混むなぁと思って平日初日にしてみたら、それでも立見がでる盛況ぶりでしたヨ。TVのアナウンス効果は絶大ですね。監督は「....

_ ネタバレ映画館 - 2006/10/24 00:31:07

てくてくと歩いて帰る足取りも軽くなったが、キム検事のしてやったり顔を思い出して目の前が揺れていた。

_ シャーロットの涙 - 2006/10/24 00:46:50

東京で写真家として名を上げている弟の猛(オダギリジョー)
地元で家業のガソリンスタンドを継ぐ兄の稔(香川照之)
そして二人の幼なじみの智恵子(真木よう子)

この三人をめぐるサスペンス。ただのサスペンスでもない。感情を激しく揺さぶる内面に隠れた何かへの負い目。
段々と兄弟の心が揺らいでいく様が見事に描写されている。

三人で訪れた渓谷。
ここでつり橋から智恵子が落下してしまう。
しかし実際に智恵子が落下してしまうプロセスはスクリーンには出てこない。後に法廷劇へと変貌を遂げていく。
実際はどうだったのか、真実はどうなのか、二転三転する感情とともに、見る側もそれらに翻弄させられる。
このあたりの脚本には、さすがだと唸ってしまう。

稔は実にまじめで優しくて、母を失った後、父との生活でも家事一切を引き受ける働き者。そういう彼の内面が裁判という一連のプロセスの中で段々と明らかにされていく。実際は自分は弟よりも敗者だと思っていて、自信がもてない。

一方の猛も兄や家族、故郷には少なからずコンプレックスも抱いてるもよう。
でなければ、故郷を離れたりもしないであろう。
それまで抱いていた兄への信頼がゆらいでいく。それがある伏線によって示されているが・・・

それが全てを覆してしまう程に猛の気持ちを変えさせてしまい、話は佳境になっていくが・・・オチは又違っていた?!

法廷という場所は怖い所だ。全てが丸裸にされる。
弁護士と検事のやり取りは触れて欲しくない心理をずばり突いてくる。
そして証人の一言と自白という事には、被告人やその周りの者の一生がかかっている事を知る。


「母」の存在。・・・何か自分を取り戻すきっかけとなっているのが興味深い。

母の一周忌で久々に家族の元へ戻り、母の残した過去の記録の8mmテープがまた離れていきそうな猛の心をつなぎとめた。

何を想いながらオダギリジョーは泣く演技をしたのか…

瞬きもせず香川照之と見つめあうシーンには、入り込む隙のない演じ手の思い入れが胸に突き刺さる。
この二人の男の揺れていく感情表現には恐れ入った。

二人のイライラする様子や段々と迫真に迫り感情が爆発していく様子、シャワーを浴びながら猛が吐露するシーン、肩を落とし連れて行かれる稔や、涙が溢れてくる猛の表情・・・台詞のない表現には圧倒されるシーンが多々あった。

そしてラストの「

_ 水曜日のシネマ日記 - 2006/10/24 07:47:36

山梨の実家にあるガソリンスタンドを継いだ兄と、東京に出てカメラマンとして成功した弟の、ある事件をめぐる物語です。

_ 我想一個人映画美的女人blog - 2006/10/24 10:13:35

恥かしながら...オダギリジョーの演技、初めて観た、、、、{/hiyo_s/}{/kaminari/}

あまり関心なくって、ドラマも観てないし、、、、でもびっくり☆
自然で素晴らしい役者さんなんだ。(今頃 {/dogeza/}{/ase/}

やっと観てきましたー。
どうしても公開中に観たかったの、
観た周りの人にも勧められてたから。皆の評判もどこからともなく聞いてたし、、、。

初めに予備知識として知ってたのは、
男兄弟の物語、どちらかが罪を犯してしまう、、、ということのみ。

"ゆれる"って、何がゆれるんだろう??   と思っていた☆  {/hiyo_eye/}

いやいや、、、、、
ほんと素晴らしかった{/ee_1/}
西川美和、まだ32歳!の女性監督が描いた、脚本もひとつひとつのシーンの演出も見事だけど、

オダギリジョーと香川照之が、とにかく素晴らしく良かった!!


ゆれる 単行本

{/book/}東京へ出て売れっ子カメラマンとなった弟,猛と、
田舎町で家業を継ぎながら家族を支える兄,稔。
幼い兄弟の記憶に残る渓谷にかけられた、一本の吊り橋。。。。
対照的な二人の兄弟の心の奥底に隠された葛藤が、吊り橋でのある事件をきっかけにして
次第に露わになっていく。。。


     

どんなに脚本(ホン)が良くっても、役者ももちろん重要。
あれほどの、演技してると感じさせない自然な会話のやりとり、そして心の葛藤、
心情の変化は この二人だったからこそ良かったのだと感じた。

     
都会に出て成功した自由人の弟
田舎で、平凡だけどまっすぐ正直、真面目に生きてきた兄

対称的ながらも、お互い信じあってた。
弟は兄を、尊敬し、
兄は弟を羨ましくもあり、、、


裏切り、裏切られ
、、、、。

        
ひとつの事件で、ふたりは自分の心の中に潜んでいた何かが爆発する。

普段温厚で、滅多に怒らなかったり感情を露にしない人がキレると怖いというけど、
そういう人が何かの拍子でぷつっといってしまうと
思ってもみなかった結果を招いてしまう場合がある、、、。
現実によく起る事件などもそういう風なのかもしれない。
ーーーー"気がついたら、、、、"

この作品ではこの、
正直で真面目に生きてきた人間が、罪を犯してしまうというところに恐ろしさがある。


_ カリスマ映画論 - 2006/10/29 03:40:20



【映画的カリスマ指数】★★★★★

 ゆれ堕ちた…その先にあるもの

 

_ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! - 2006/11/10 00:41:58


―東京の売れっ子カメラマン


―家業を継いだ独身の男



事故か 殺人か

愛情か 憎しみか



あの橋を渡るまでは、兄弟でした。



_ ひるめし。 - 2006/11/12 15:37:08

あの橋を渡るまでは、兄弟でした。
製作年:2006年
製作国:日本
監 督:西川美和
出演者:オダギリジョー/香川照之/真木よう子
時 間:119分

[感想]
これす〜〜んごく観たかった映画!!

チネチッタもダイスの上映してくれないからDVD待ちだと思ったら、新しく出来た109シネマズ川崎が期間限定上映してくれた!!

マジで109シネマズ川崎さんgoodjobっス!!


オダギリさんの後姿は相変わらずの色っぽさ。
『ライフカード』のCMのコミカルな演技も良いけど、こういう妖しい雰囲気の彼もいいですな。

この映画で一番すごいと思ったのが香川さんの演技!

まさに迫真の演技だった。

最後の笑顔がなんとも言えないね・・・。


んで、結局は真木よう子は事故死だったんだよね?
香川さんの腕の傷は助ける時に出来たんだよね?

ワタシの解釈間違ってる?

こんなこと書いてると「あんたちゃんと観てたの?」って言われそう(焦)

[関連作品]
オダギリジョー出演作品・・・「メゾン・ド・ヒミコ」「スクラップ・ヘブン」
香川照之出演作品・・・「ゲド戦記」「嫌われ松子の一生」「出口のない海」

お気に入り度:★★★★
109シネマズ川崎にて観賞。
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_ いろいろと - 2006/12/16 02:24:46

出演 オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀 ほか 監督 西川美和 母の一周期で帰省

_ 八ちゃんの日常空間 - 2007/01/16 23:43:26

散々観よう観ようと思いつつ後回しにしてしまった作品です。気が付いたら終わっていました。仕事休んでも横浜映画祭行こうかとも考えたのですが、やってくれて良かったです。
もちろん、オダギリジョーなんかではなく、真木よう子がお目当てですからぁ。

_ ペパーミントの魔術師 - 2007/01/25 23:30:10

いやもう、どんだけ待ち焦がれたかって。(笑) これだけはスクリーンで絶対見ようと思っててやっと行ってきました。 ゆれるオダギリジョー 西川美和 香川照之 バンダイビジュアル 2007-02-23売り上げランキング : 83Amazonで詳しく見るby G-Tools あのですね・・・..

_ Akira's VOICE - 2007/02/28 12:36:20

揺れるよ揺れる,どこまでも・・・

_ 京の昼寝〜♪ - 2007/02/28 22:26:52

あの橋を渡るまで、兄弟でした。
 
 
■監督・原案・脚本 西川美和■キャスト オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文、真木よう子、蟹江敬三、 木村祐一、田口トモロヲ、ピエール瀧 □オフィシャルサイト  『ゆれる』 母親の一周忌で久々に故郷へ帰るところから物語は始まる。 写真家として活躍する猛(オダギリジョー)の兄で温厚で実直な稔(香川照之)が、猛とも幼馴染の智恵子(真木よう子)をつり橋から突き落とした容疑で逮捕された。 やがて裁判が始まり、これが事故死なのか、殺人なのか。 裁判が始まったが、そこで稔の意外な一面を垣間見た猛は、法廷で思いもよらないことを証言するのだった。 おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)  cyazの満足度⇒★★★☆ 前から興味があったのですが、109シネマズ川崎で2週間限定上映があるので観て来ました。 同じ男の兄弟をテーマに据えた作品としては先に観た『手紙』も同様のものだった。 多少、対峙させて観た作品にはなるが、根底に流れるものは全く違っていたような気がする。 どこにでもいる普通の兄弟、しかし兄の殺人を弟は果たして見たのだろうか?吊り橋の上での争いの顛末を全て記憶の中に留めることができたのだろうか? そこには少なからず先入観が存在したはずだ。 それはそこで橋の上で震える兄を優しく抱き寄せる優しい弟に見えるが、その実は兄のしたことを否定できない弟がいる。 それは彼自身にも有益な結果だったのかもしれない。 しかし、裁かれる法廷での身の置き所と心中が、法廷で裁判が進むに連れて微妙に猛の心が揺れ動く。 そして、面会する兄は、今までの猛の知らない兄を見るのであった。 オダギリジョーのいい加減でありながら、根底に優しさを持つ弟と、田舎で親の面倒を見つつ、いい長男を装うっていた心荒れている兄。  兄の“殺人”か否かというなかで、共に兄と弟は本性を見せてくる。 伏線は幾つも敷かれていた。 しかし、あの智恵子がすべって落ちたか兄に落とされたか、そこに大きな結論に導く大きな伏線が引かれていた。 兄を抱き抱えつつ、シャツの袖を下ろしている弟。 そこに少し映る兄の蚯蚓腫れした腕を。 裁判を機に、二人の兄弟、そして弁護する叔父は自分たちの父の弟。 まるで同じように兄弟仲の悪い二人。 並行して描かれる兄弟の争いには、外から見る

_ Production Rif-Raf - 2007/03/06 00:43:09

基本情報 「ゆれる」(2006、日本) 監督:西川美和(蛇イチゴ) 脚本:西川美和 制作:熊谷喜一 企画:是枝裕和 出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、真木よう子、新井浩文、蟹江敬三、木村祐一、田口トモロヲ 2006カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品 公式サイ..

_ Prism Viewpoints - 2007/04/20 17:11:08

「兄を取り戻す」
取り戻したのは、兄が弟を取り戻していた。


主人公のカメラマンである、弟の早川 猛(たけし)役には、
『激辛カレーを食べて、あなたは「辛い!」と怒ります?●SHINOBI』や、
『ラストま

_ 欧風 - 2007/04/21 18:15:04

さて、日曜は、コブクロの蕾を聴きに八戸フォーラムへ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を観に行って、<span style="font-size:2

_ 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ - 2007/06/09 16:45:48

あらすじ東京でカメラマンとして成功している猛(オダギリジョー)は母の一周忌で帰省する。彼は実家のガソリンスタンドを継いだ独身の兄の稔(香川照之)や、そこで働く幼なじみの智恵子(真木よう子)と再会し、3人で近くの渓谷に行く。猛が単独行動している間に、稔と...

_ 気ままな映画生活 - 2007/06/17 23:01:20

映画の予告編、キャッチコピーにあるように心が揺さぶられました。
人間の心の闇を見せられて強烈なインパクトが残りました。
兄弟を演じたオダギリジョー、香川照之の演技も見事でした。この演出を手がけた
西川美和監督の次回作を早くみたいです。

_ とんとん・にっき - 2007/06/18 01:10:42

最近の日本映画界は、注目したい女性監督が目白押しです。5月に開かれた「第60回カンヌ国際映画祭」では、河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」が最高賞に次ぐグランプリを受賞したことは、このブログでも記事にしました。昨年は西川美和監督の「ゆれる」がカンヌ国際映画

_ ミーガと映画と… -Have a good movie- - 2008/01/15 16:33:52

元旦の昼は<バーミヤン>
で食事した後にすぐ隣にあるレンタル店へ
今年一本目の映画に何を観ようかと悩んだ結果…





ゆれる




まぁ、暗めで正月っぽくはないんだけど、昨年末に発表された
“オダギリジョー”結婚記念って事で彼が主演のこの作品

_ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 - 2008/01/24 20:44:24


 『あの橋を渡るまでは、兄弟でした。』
 コチラの「ゆれる」は、7/8公開になったオダギリジョー主演の家族ドラマの要素が強いミステリー映画です。オダジョーに香川照之と新井浩文といった実力派のキャストで、見応えもありました。またオダジョーの演技の幅が、広がっ...