シネマ日記 佐賀のがばいばあちゃん2006/06/21 21:27:48

平成も、はや18年を過ぎ、昭和は遠くなりにけり。 近ごろの邦画界、昭和30・40年代を舞台とした作品が、目立ちます。

私のような中高年にとって、この時代設定だけで、鑑賞意欲をそそられます。貧しかった時代が、良かったわけではないのですが、自分の過去を肯定してくれるような映像が、心地よいのです。

自分のこれからの人生に、残された選択肢は少く、不安だけ残されている。しかし、あの頃は、不安と同じだけの希望を持っていた。

吉行和子演じる、がばいばあちゃんの「貧乏人のやせ我慢語録」、ちょっと笑えて、心にしみます。やせ我慢も、言い続ければ、人生哲学!

お勧め度 ★★★  私の満足度 ★★★

観客は、ほとんど中高年。高齢化社会を迎え、映画業界のターゲットは、「ジジババを狙え」?

公式HP 佐賀のがばいばあちゃん

コメント

_ ミチ ― 2006/06/22 17:24:06

こんにちは♪
本当ですね~、中高年の観客を狙っているのかノスタルジーを感じさせる昭和を舞台にした作品が目立っています。
そしてまんまと戦略に乗ってしまっています。

_ skywave ― 2006/06/23 00:02:21

こんにちは、ミチさん。
>そしてまんまと戦略に乗ってしまっています。
このノスタルジーは、日本映画ならではの味わい。その戦略に乗り、十分楽しませてもらいましょう!

_ ななんぼ ― 2006/08/31 19:23:29

こんにちは。
私は夏休みシーズンに鑑賞したせいか、親子連れ鑑賞が目立ちましたね。少年と同世代の子達には、どんな感じに映るんでしょうね。私は今は亡き祖母の実家を思い出してジーンときました。

_ skywave ― 2006/09/01 21:42:02

こんにちは、ななんぼさん。
日本が、まだ貧しかった時代。現代の少年たちにも、そんな時代が遠い昔ではない、この日本にあったことを知って欲しいですね。

_ kimion20002000 ― 2007/03/11 18:27:27

TBありがとう。
ジジババ対象のマーケティングでいいんじゃないですか。
もっともっと、芸人のうるさい映画をすっとばすような勢いで、出てきてほしいですね。

_ skywave ― 2007/03/11 21:46:55

kimion20002000さん、コメントありがとうございます。

>ジジババ対象のマーケティングでいいんじゃないですか。
そうですよね、大人の鑑賞に堪える映画なら、大歓迎ですから。

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_ ラムの大通り - 2006/06/21 23:35:04

----これってタレントの島田洋七の自伝なんでしょ?
けっこう売れたんだよね。
「うん。昭和33年、広島から佐賀の田舎に預けられた8歳の明広。
彼がそこで一緒に過ごした、おばあちゃんの話なんだね。
彼の父親は原爆症で他界。
居酒屋で働く母親(工藤由貴)は息子の教育によくないと、
姉(浅田美代子)に明広を託し、
佐賀の実家に預けると言うわけだ」
----最近、こういった地方を舞台にした映画って多いよね。
しかもその舞台となった土地で先行上映されている。
「うん。ここ一二年でも「ロード88」『恋するトマト』などがあった。
ぼくはこういう動きって大歓迎なんだ。
テレビなどで見慣れている東京の風景とは
まったく異なった景色を観ることができるだけでも楽しいし、
これまで映画館に足を運ばなかった人も興味を持つ。
映画の裾野を広げる役割を果たしていると思うんだ」
----今回は、佐賀の神埼で撮影したみたいだけど…。
「このあたりは、
ぼくも個人的な思い入れがあって、
子供の頃よく連れられて行ってた。
田園地帯だけあって川が多いんだよね。
そこで洗い物をしている風景なんて、
実際にあったしね」
----それにしてもよく探し出したものだよね…。
「よく観ると、
福岡の柳川などが使われてはいるけどね。
でもそれでも今の人が見たらタイムスリップした感じになるんじゃないかな。
しかもそこで描かれるのは苦境にありながらも
その日その日を一生懸命に生きる人の姿。
『拾うもんはあっても捨てるものはなかとばい。』が
おばあちゃんの信条。
「うちは明るい貧乏やけん、よかと。しかも先祖代々、貧乏だから自信ば持て。」
なんて、普通じゃ言えない。
その貧乏な暮らしの知恵と言うのが
現実的な行動としては
『まがったキュウリも、きざんで塩でもんだら同じこと。』と、
売り物にならないため上流の野菜市場で捨てられた野菜を
川下で拾うことだったり
大きな磁石で地べたから鉄くずを集めること。
心構えとしても『今のうちに貧乏しておけ!
金持ちになったら、旅行へ行ったり、寿司食ったり、着物を仕立てたり、忙しか。』
と考えているから、揺らぐことはない」
----ふうん。でもお金の話ばかりじゃ殺伐としない?
「いやいや。
おばあちゃんの語録には
『人に気づかれないのが本当の優しさ、 本当の親切。』から
『悲しい話は夜するな。

_ ネタバレ映画館 - 2006/06/21 23:48:56

 公開2週目に土曜日だけレイトショーがあるとわかり、隣県まで・・・節約ですよ!節約!ケチだからじゃありません。

_ 京の昼寝〜♪ - 2006/06/22 00:29:27

笑顔で生きんしゃい!

■監督 倉田均■脚本・原作 島田洋七■キャスト 吉行和子、工藤夕貴、三宅裕司、山本太郎、緒方 拳、浅田美代子、鈴木祐真、池田晃信、池田壮麿
□オフィシャルサイト  『佐賀のがばいばあちゃん』 昭和32年広島。 原爆症で、早く父親を亡くした明広(池田壮麿、池田晃信、鈴木祐真)は、居酒屋で働く母親(工藤夕貴)に育てられる。 しかし、夜の仕事をしながらの子育ては難しく、母親は、明広を佐賀の実家に預けることを決意する。 自分の家よりも、更に貧乏な“ばあちゃん”の家で、明広は、最初は泣いてばかりいた。 だが、このばあちゃん(吉行和子)が、戦後、女手ひとつで7人の子供を育て上げたのが自慢の、“がばい”(すごい)ばあちゃんだった。 ばあちゃんは貧乏だが、楽しく生きる哲学があった。 ばあちゃんのおかげで、明広は逞しい少年へと成長していく。  おススメ度 ⇒★★☆ (5★満点、☆は0.5)  cyazの満足度⇒★★★ 昨年から“昭和”の匂い濃い作品が続いている。 考えてみれば元号が平成に変わり、元年に生まれた人たちがあと2年もすれば成人する。 この映画は、漫才ブームで時の人となったB&Bの島田洋七が、戦後の貧しい時代に、自分自身が経験した子供時代のばあちゃんとの生活を元に書き上げた自伝小説の映画化で、原作も60万部を越えるベストセラーにもなっている。 最初、原作を書店で立ち読みしてみたが、その場で最後まで読めそうだったので読むのをやめてしまった(笑) 実際、僕も子供の頃、両親が共働きだったので、近所の親戚のおばあちゃんと過ごすことが多かった。 何故か今でも年寄りと話すのが好きだ。 自分より長く生きている人は全て先生だと思っている。 まして明治生まれの人たちと話すのはそれだけで楽しいし財産になる。  この映画は一貫しておばあちゃんとの生活の中で、貧しいことが当たり前で、今のように贅沢な生活がなくても楽しく生きていけることを、この映画は教えている。  その昔、「ボロは着てても心の錦 どんな花よりきれいだぜ〜♪」という歌もあったけど、まるで絵に描いた人生訓のように吉行和子演じるばあちゃんは諭す。  「この世の中、拾うものはあっても、捨てる物はない。」    「悲しい話は夜するな。どんなつらい話も、昼したら大したことない。」    「今のうちに貧乏しておけ。金持

_ 日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~ - 2006/06/22 00:50:43

「がばい」とは佐賀弁で「すごい」という意味だそうです。そして、この作品では、本当に「すごい」おばあちゃんが描かれています。

昭和32年の広島、女手一つで兄と明広を育てている母でしたが、一人では、二人の子どもの生活を支えきれず、明広を佐賀の祖母に託します。騙され

_ やっぱり邦画好き… - 2006/06/22 10:45:07

 公式サイト


映画 『 佐賀のがばいばあちゃん  』 [試写会鑑賞]


2006年:日本 【6月3日ロードショー】[上映劇場 ]


監 督:倉内均
脚 本:山元清多、島田洋七  
原 作:島田洋七






[ キャスト ]
 
吉行和子
浅田美代子
鈴木祐真
池田晃信
池田壮磨
緒形拳
三宅裕司
島田紳助
島田洋八
山本太郎
工藤夕貴





笑顔で生きんしゃい。


新幹線の車中、デッキで得意先と話していた会社員・岩永明広は、母と離れ一人旅の寂しさに泣きべそをかいている少年に出会った。どこかで見た光景だと思った途端、車内は昭和32年当時の客車に変わっている。窓に泣き顔をくっつけている少年、それは、44年前の明広本人だった…。




《 感 想 》

思わず山本太郎サンの涙につられて涙がでちゃいました(笑)
この映画はB&Bの島田洋七サン原作です。
私は福岡出身なので、とてもノスタルジィを感じてみることができました。
貧乏でも(貧乏でなくても)明るく生きる為の哲学を感じる良い映画でした。そして可能な限りの優しさや思いやりを嫌味なく見せてくれました。ベタなんですが、とても心温まります。佐賀のばあちゃんのいうことは現代の常識?と比較すると屁理屈だと思うのですが、よーく考えてみるとそうでもなく、ある水準に対してはあたり前と言っても良いのかもしれません。納得させられますし、明るく言うので、見ていてとても心地よいです。この佐賀のがばいばあちゃんを吉行和子が見事に演じています。こんなばあちゃん好きです。終始、ばあちゃんの明るさで楽しませてくれる、とても良い映画でした。



 1日1クリックだけご協力いただけたら嬉しいです♪


_ ミチの雑記帳 - 2006/06/22 17:35:21

映画館にて「佐賀のがばいばあちゃん」

漫才ブームで一時期を築いたB&Bの島田洋七の自伝小説の映画化。

わざわざお隣の県まで見に行った甲斐があった、笑いと涙の104分!

昭和32年広島に住む明広少年は、母の元を離れて佐賀の祖母(吉行和子)の家で暮らすことになった。まだまだ母親に甘えたい盛りの明広なのに、騙されるようにして佐賀まで連れてこられる所からラストまでとにかく「かあちゃん、かあちゃん」という呼び声が耳に残って離れない。親を思わない子はいないし、子を思わない親もまたいない。何度も線路に来てはこれが広島の母ちゃんに繋がっているということを唯一つの拠り所として頑張る明広の健気さに早くも胸が熱くなる。

初対面同然のばあちゃんはまさに“がばい”(すごい)ばあちゃんだった!
極貧の生活なのだけどすべてが前向きでパワフル。川を流れてくるものは全て再利用し、出かける時には大きな磁石を引きずって屑鉄集めに余念が無い。そんなばあちゃんの生き方が明広を感化して行き、彼もまた身体も心も伸びやかに健やかに育って行くのを見ているのが楽しい。いくらでも捻くれたり拗ねたり出来そうな環境なのに、決してそうならないのがいい。明広のもって生まれた資質もあったろうし、あの時代が温かかったせいもあるだろうし、周囲の人にも恵まれたのだろう。

がばいばあちゃんの人生哲学語録は誰にでも当てはまることばかり。
「人に気づかれないのが本当のやさしさ」
「ケチは最低、節約は天才」
「拾うもんはあっても捨てるもんはない」
「つらい話は夜するな」
何でも前向きに考えるって実は大変なこと。私もばあちゃんにカツを入れてもらわなくちゃいけないね。

いいなと思うエピソードは運動会のお弁当のエピソード。彼が母親と離れて暮らしているから誰も見に来てくれない事、貧乏なのでご飯に梅干と生姜のお弁当しかないことを知っている教師たちがみな、「お腹壊して自分のお弁当は食べられないから、明広の梅干弁当と取り替えて」って言いにくるところ。それがひとりだけではなく、何人かの先生が自然とそうしてくれた。なんだかいい時代だな〜温かいな〜と感激。
もちろんクライマックスのマラソン大会では5年ぶりに母親が応援に駆けつけてくれて、先生も本人もみんな涙涙涙・・・(先生の山本太郎がイイんだな、これが)

2シーンの出演だったけど、緒方拳の豆腐屋さん

_ きょうのあしあと - 2006/06/22 21:11:13

「笑顔で生きんしゃい!」
監督:倉内均
原作:島田洋七
出演:吉行和子、浅田美代子、緒形拳、三宅裕司、島田紳助、島田洋八、山本太郎、工藤夕貴、保積ペペ、吉守京太、石川あずみ、鈴木祐真、池田晃信、池田壮磨、他
公式HP:http://www.gabai-baachan.com
鑑賞:CINECITTA\'

■ストーリー
昭和32年、広島で居酒屋を営む母(工藤夕貴)の息子明広(池田壮磨)は、佐賀の祖母(吉行和子)の家で暮らすことになった。泣き虫だった明宏は、貧乏でもたくましく生きる祖母に見守られながら、明るく優しい少年へと成長していく。

_ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! - 2006/06/26 19:53:40



人がこけたら笑え。
自分がこけたらもっと笑え。

人間は死ぬまで夢を持て!
その夢が叶わなくても、
しょせん夢だから。


笑顔で生きんしゃい。


_ Cartouche - 2006/07/02 20:01:24

{{{   ***STORY***                2006年   日本
戦後まもない広島で、原爆症の父を亡くし、居酒屋で懸命に働く母に育てられていた少年、明広。ある日彼は、母のもとを一人離れ、佐賀にある祖母の家で暮らすことに。ばあちゃんと2人きりの貧乏暮らしだったが、明広は毎日を一生懸命生き、ばあちゃんから様々なことを学んでいくのだった…。allcinema}}}


人気漫才コンビ“B&B”として一世を風靡した島田洋七の自伝的ベストセラー小説を映画化した感動ドラマ。昭和...

_ 徒然日誌 - 2006/07/09 22:16:08

この映画は6月にピカデリーで2週間ほど上映していたのだけど、あっという間に終わってしまって行く機会がなかった。と思ったら、昨日偶然名演小劇場で上映していることを発見したので、またすぐに終わってしまうといけないと思ってさっそく観にいってきた。

主人公は岩永明広少年。父は原爆症で亡くなり、広島で母と兄と3人で暮らしていた。母は居酒屋のおかみをしていたが、まだ幼い明広少年は母が家にいないことがさびしくて仕方ない。居酒屋まで来てしまう明広少年の教育への悪影響を考えて、佐賀の母親に預けることにした。佐賀の姉が迎えに来てくれたが、明広自身に本当のことがいえず、言えば行かないと思い、ほとんどだますようにして列車へ。佐賀のおばあちゃんのところで生活するようになるが、このおばあちゃんはえらい節約家で。とても人間味のある面白いおばあちゃんだった。そんな中で明広少年はすくすくと育っていく。

というわけで、主人公は明広少年だけど、タイトルのように、中心はがばいばぁちゃんこと明広少年のおばあさんだ。これがすごい節約家というか、心のあったまるおばあさんで。名言がたくさん登場するのだけど、一番うまい!と思ったのは、テストのところかな。英語が苦手だといえば、「私は日本人です」と書けとか、漢字が苦手だといえば、「ひらがなとかたなかで生きていきます」とか、歴史が苦手だといえば、「過去は気にしない」とか(笑)。あとお母さんについて書いた作文のところなんて、もう涙が止まらなかった。…結構恥ずかしかった(苦笑)。すごーくいいシーンがたくさんあって、それぞれに印象深いんだけど、何より登場人物それぞれがそこはかとなく優しくて本当に心があったまる映画だった。緒形拳さんの豆腐屋さんとか山本太郎さんの先生とか。小学校の先生たちもみんなとてもいい人たちで、運動会で明広少年のお弁当が梅干としょうがだけなのを知っていて取り替えてあげようと。みんながみんなそうやってさりげなく。それをおばあさんが「本当の優しさは人に気づかれないようにするもの」ていうのを聞いてまったくその通りだなーなんて思ったりして。なんかよかったと思うところを一つ一つあげていくと、おそろしくネタばれしそうだ(…って、もう充分ネタバレしてるけど(笑))。
なんだかんだこのおばあちゃんは懐が深いんだよね。佐賀に連れて来られたこと自体が拉致のような状態で、一見

_ ば○こう○ちの納得いかないコーナー - 2006/07/11 03:27:20

漫才コンビB&Bの島田洋七氏は、その喋くりの上手さから好きな芸人の一人なのだが、以前「徹子の部屋」に出演した際に自身の幼き頃の話をされていて、その内容が正に抱腹絶倒だった。

*****************************
生まれる前に父親を原爆の後遺症から亡くした彼は、広島で母親及び兄と3人で極貧生活を送っていたそうだ。余りの貧しさから、母親は泣く泣く彼1人を、佐賀に住む自分の母親の元に預ける事を決意する。1957年、彼が小学校二年生(7歳)の時の事だった。佐賀に住む祖母は、夫の死後7人の子供を女で一つで育て上げた人物で、その当時も現役の掃除婦として働き、ボロ家で独り暮らしをしていた。当初は母親恋しさから、汽車の線路の上を歩いて広島に帰ろうとした洋七少年だったが、当然の事ながら途中で見付かり家に引き戻されてしまう。

母親と暮らしていた頃よりも貧乏な祖母との生活に、哀しさを感じていた彼だったが、祖母の常に前向きな思考に徐々に感化されて行き、貧乏な生活すらも苦痛には感じない様になって行く。家の裏手に流れる川の水面には棒が張られており、多くの木々が引っ掛かっていた。これ等は竈で御飯を炊く際に燃料として使われる。棒に引っ掛かるのはそれだけでは無く、時には野菜等が引っ掛かる事も在った。川の上流には野菜市場が在り、売り物にならない形の悪い野菜等が川に捨てられ、それが流れ着くからだ。「川はうちのスーパーマーケット。わざわざ買いにいかんでも、向こうから運んで来てくれる。唯、欲しい物が欲しい時に手に入らないだけじゃ。」と笑う祖母。

ひもじさから「腹減った。」と口にする洋七少年に、「それは気のせいや。」と返す祖母。「そうなのかなあ。」と思うものの空腹感は抑え難く、「婆ちゃん、やっぱり腹減った。」と口にする彼に、「腹が減ったと思うのは夢じゃ。」との祖母からの切り返しが。

友達と一緒に剣道や柔道を習いたいと頼む彼に、「(道具類の購入で)金が掛かるなら、やめときんしゃい。」と許さない祖母。どうしてもスポーツがしたい彼がしつこくせがむと、「だったら走りんしゃい。走る地べたはタダ、道具も要らん。」とアドヴァイスする祖母。「確かにそうだ。」と思い、毎日運動場を走る彼に、祖母は「靴が傷むから、脱いで裸足で走りんしゃい。」と付け加える事も忘れなかった。

「ケチは最低。でも、節約は

_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2006/08/27 18:36:45

ぼっけぇばあちゃんと周囲の人々の人情に泣かされる。B&Bの漫才そのままにギャグ満載の映画・・ではなくて、悲しくて可哀想で、泣ける映画だ・・



明るい貧乏を自称する佐賀のばあちゃん、弁当には梅干しと生姜という貧乏な割に、古いけれども大きな家に住み、野球のスパイ

_ 蛇足帳~blogばん~ - 2006/08/31 19:29:20

先日、映画『佐賀のがばいばあちゃん』を観て来ました。いや~、観たかったんですよ。なかなか観に行く機会がなかったんですが、8/18から全国拡大ロードショーとなり、ちょいと近場でも上映するということでやっとこさ観に行けました。 お笑い芸人の島田洋七さん原作による..

_ シネクリシェ - 2006/09/19 06:08:02

 最近の日本映画は四極化しているようです。  『日本沈没』や「海猿」「踊る大捜査線」両シリーズのようなエンターティメント大作。  『嫌われ松

_ 映画と本と音楽にあふれた英語塾 - 2006/11/29 00:13:25


佐賀のがばいばあちゃん
2006年6月3日 全国公開
公式サイト: http://www.gabai-baachan.com/

ゴウ先生総合評価: B
  画質(ビスタ): B-
  音質(ドルビーサラウンド): B+
  

_ 八ちゃんの日常空間 - 2007/01/07 21:52:17

Saga no Gabai Baachan
[TOHOシネマズ六本木ヒルズ/SC6/TOHOシネマズ セレクト2006年 邦画傑作選]
公式サイト

『笑顔で生きんしゃい。』
6月に銀座シネパドスや川崎チネチッタという単館系上映でありながら、「いい映画だ」と評判だった、島田洋七原作のハートフルドラ...

_ ケントのたそがれ劇場 - 2007/01/08 19:29:21

★★★★☆  久しぶりに本当に良い映画を観た。これほど人の優しさを感じたのは、一体何十年振りであろうか。心が熱くて熱くて堪らない。終始涙が止まらないのだ。声をあげて大声で泣いた、泣いた、泣いた。  そう戦後の日本は、皆んな貧しかった。それでも皆明日を夢見て

_ デコ親父はいつも減量中 - 2007/01/11 23:46:07









監督:倉内均
出演:吉行和子、浅田美代子、鈴木祐真、池田晃信、池田壮磨、岩永明広、緒形拳、三宅裕司、島田紳助、島田洋八、保積ぺぺ、山本太郎、工藤タ貴

評価:89点

公式サイト

(ネタバレあります)
島田洋七が本を書いたと知ったときには....

_ サーカスな日々 - 2007/03/05 12:36:22




カテゴリ
: ドラマ

製作年
: 2005年

製作国
: 日本

時間
: 144分

公開日
: 2006-06-03〜

監督
: 倉内均

出演
: 吉行和子 浅田美代子 鈴木祐真 緒形拳 三宅裕司 島田紳助 島田洋八 山本太郎 工藤夕貴
戦後、早くに父親を亡くした明広は、母親が働くため、佐賀のばあちゃん家で暮らす事になった。自分の家よりも、更に貧乏な「ばあちゃん」家の生活。しかしこのばあちゃん、自分なりの人生哲学をもった「がばい(すごい)」女性... 続き

ばあちゃんのシンプルで普遍的な言葉が、久々の「国民映画」を生み出した。

この島田洋七の「がばいばあちゃん」シリーズは300万部を突破したといわれている。
テレビ版は地元佐賀テレビ制作で、ばあちゃん役は泉ピン子。結構な視聴率をとっているし、嘘かホントか知らないが、洋七にいわせると、佐賀の視聴率は88%にのぼるという。地元の役所には「がばいばあちゃん課」ができたという話もある。いいことだ。舞台では、大空真弓がばあちゃんを演じる。

どうして、平成の飽食の世の中で、「おしん」を思い起こさせるような、貧乏物語が人々の支持を受けたのだろうか?
この映画を監督した倉内均が「どの世代もそれぞれの感慨にひたれる」というように解説している。たまたま映画では、昭和33年ごろ、呑み屋で働く母(工藤夕貴)が8歳ぐらいの息子昭広(島田洋七の本名)を騙して佐賀の母親=がばいばあちゃん(吉行和子)のもとに預け、中学校を卒業して広島に戻ることになるまでを描いている。

子どもたちの世代からいえば、昭和30年代前半の「なにもない」佐賀の町並みや学校生活の描き方に、単純に興味を惹かれる要素がある。しかも「ALWAYS」のようなCG、SFXによる当時の再現ではない。奇跡のように残っている町並みなどをロケハンして、舞台としている。
もう少し上の、子を持つ世代としては、親から聞かされてきた情景を追認するように、「貧しかった」だけどなんとなく「生き易かった」時代を確認することになる。
また、貧しい子もお金持ちの子も、勉強の出来る子もからっきし駄目な子も、それなりに和気藹々と共存している学校の様子などをみて、改めて、現在の学校に対する不信や無力さの根源を、思いたどるのかもしれない。
もう少し上のこの時代を同時

_ ひらりん的映画ブログ - 2007/05/09 02:19:57

こないだテレビ見てたら、「メレンゲの気持ち」に島田洋七が出演してた。
この映画の原作者でもって、漫才師のB&B。
漫才ブームが去ってもしぶとく生き抜いてるのは、
この本の体験からなのか・・・

_ 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ - 2007/12/01 23:29:34

佐賀のがばいばあちゃんあらすじ戦後間もない広島に住む明広は、母の元を離れ佐賀にある祖母(吉行和子)の家で暮らすことになった。感想島田洋七のベストセラーの映画化。明るい貧乏のススメあの時代に比べ、今は豊かになったがそれと引き換えに失った心の豊かさを気付か...