カーポティ ― 2006/10/14 21:50:43

絶対、カーポティの「冷血」を読んでから観てください。
一家惨殺殺人犯の死刑囚ペリーに近づき、信頼関係を築いていくが、それはあくまで、ノンフィクション小説を書くため。「冷血」を書き上げるまでを、再現した作品です。
アメリカでは、誰でも知っている作家。しかし、日本では、名前だけは知っている作家。この違いが、この映画に引き込まれるかどうかの分かれ道なのでしょう。アカデミー主演男優賞受賞、フィリップ・シーモア・ホフマンの本人そっくりという演技も、わかりません。
しかし、カーポティとペリーの刑務所での会話、迫力があります。クロースアップでの二人のカット・バック。ペリーは残忍な殺人犯ですが、彼を利用しようとするカーポティは、さらに残忍なのでしょうか?
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★
私はこれから「冷血」を読みたいと思います。
公式HP カーポティ
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