シネマ日記 白バラの祈り ― 2006/06/15 23:59:21
制度とは道具であり、道具は意思を持たない。だが、使う人間の意思を表す。ナチスドイツにも無論、裁判制度はあり、裁判官、検事、弁護士が揃っていている。制度的としては、公平な裁判が保障されている。しかし、そこで行われた裁判とその判決は、ナチスドイツの狂気の意思を見事に表したものだった。
実話にも基づく、ナチスドイツに毅然として反抗した女学生ゾフィーの5日間。
調査官ロベルトとゾフィーの尋問シーンで、ナチス側のロベルトが特殊な人間でなく、常識的な人間であり、狂気とは無縁の人間として描かれている。この現実が、恐ろしくもあり、また、救いの手がかりと感じとれました。
お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★
ラストの映像の衝撃を、しっかりと受け止めたい作品。鉛を心臓に打ち込まれます。
TOHOシネマズひたちなかにて
公式HP 白バラの祈り
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