シネマ日記 ジャーヘッド2006/02/25 08:35:13

不遜な言い方をすれば、戦争は祭り、兵隊は神輿の担ぎ手。そして、祭りの後、人の心に残るもには、なんなのか?

海兵隊の訓練での、すさまじい洗脳教育。どうすれば、生きられるか。どうすれば、生きるために相手を殺せるか。 海兵隊員たちが「地獄の黙示録」を観るシーンがあるのですが、この映画を「こんな見方があったのか」と、あ然とさせられます。

ジャーヘッドは、愛国心と家族愛を煽る映画でもなく、戦争の悲惨さだけを描く反戦映画でもありませんでした。

戦争を与えられた時、普通の人が過酷な状況に対応するため、どのように人間性を変化させるのか。また、普通の生活に戻った後、それを体験してしまった人間は、埋めようのない穴を心に残していくことを教えてくれます。

お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★ - T.レックスの「GET IT ON」をバックに戦争したら、機関銃ぶっ放したくなるのは、当然?

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