シネマ日記 ジャーヘッド2006/02/25 08:35:13

不遜な言い方をすれば、戦争は祭り、兵隊は神輿の担ぎ手。そして、祭りの後、人の心に残るもには、なんなのか?

海兵隊の訓練での、すさまじい洗脳教育。どうすれば、生きられるか。どうすれば、生きるために相手を殺せるか。 海兵隊員たちが「地獄の黙示録」を観るシーンがあるのですが、この映画を「こんな見方があったのか」と、あ然とさせられます。

ジャーヘッドは、愛国心と家族愛を煽る映画でもなく、戦争の悲惨さだけを描く反戦映画でもありませんでした。

戦争を与えられた時、普通の人が過酷な状況に対応するため、どのように人間性を変化させるのか。また、普通の生活に戻った後、それを体験してしまった人間は、埋めようのない穴を心に残していくことを教えてくれます。

お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★ - T.レックスの「GET IT ON」をバックに戦争したら、機関銃ぶっ放したくなるのは、当然?

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コメント

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_ 桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」 - 2006/02/25 10:06:26

2月16日(木)TOHOシネマズ木曽川にて

祖父が海兵隊出身であり、父がベトナム戦争休暇中に生まれた、青年スオフォード(ジェイク・ギレンホール)。彼は大学へ進学するか、海兵隊員になるかで迷うが、結局、彼女を故郷に残して海兵隊に入隊した。しかし現実は厳しく、スオ...

_ ネタバレ映画館 - 2006/02/25 10:08:40

 『フライトプラン』で犯罪を犯したことを履歴書に書き忘れたために悲惨な結果を迎える。湾岸で客室乗務員をナンパして相棒にしたんだな・・・

_ 平気の平左 - 2006/02/25 14:09:54

評価:55点

ジャーヘッド


珍しい戦争モノですね。

主人公は、誰一人敵を殺さなかったというアメリカ軍の海兵隊の一員です。

この映画は、普通の兵士が理不尽ないじめのような訓練に耐え抜き、海兵隊の配属時に洗礼を受け、イラクに派兵されるという一兵士の戦場での日常を追った映画ですね。

戦場で、兵士の気分の高揚して狂気じみた行動をとるというよりも、軍隊というもの自体が、少し狂気をはらんでいる感じがしました。

やはり男だけの集団で、禁欲生活を送りつつ、銃を持ち、命の危険にさらされると言うのは、やはり自然なことではないのでしょうね。

戦時下だと、祖国から遠いところにいて家族・恋人から離れている不安と、人の死に向かい合うことで、若干狂気が増強されているという感じですかね。

ただ、それでも、「正常でない」というレベルの狂気であって、「狂っている」と積極的にいうレベルの狂気ではないのですが。

男ばかりで集まっていると、下品で、しょーもない行動ばかりとっている気がしますね。

ここらへんの戦争の裏側を見られるのは、確かに興味深いのですが、面白いかと言うと微妙なところです。

あまり訴えかけるものが多いとは言えませんし。


音楽は全体的に結構好きでしたし、役者陣もしっかり固められています。

しかし、ひとつの映画として面白いかと言うと・・・微妙ですね。

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_ よしなしごと - 2006/02/25 17:42:23

↑前売り券のおまけのシリコンバンド 今年はテロや戦争を題材にしたノンフィクションが多いなぁ。その中でもイノセントボイスとホテルルワンダは僕にとっては最高の傑作でした。果たして今回見たジャーヘッドはどうでしょうか。

_ かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY - 2006/02/25 19:20:00

そんな経験をするよりも、普通に青春を謳歌してほしいと思う。
混沌とした戦場の青春映画。

1990年の夏、20歳の志願兵アンソニー・スオフォードは湾岸戦争で戦うため、サウジアラビアの砂漠へ派遣された。2003年のベストセラーとなったアメリカ海兵隊員狙撃兵の手記を映画化

ジャーヘッドとは「海兵隊員」を指すスラング。うすのろ、ばか、大酒飲みという意味もある。

-湾岸戦争(GULF WAR)-の流れ
90年8月2日 イラク軍のクェート侵攻
90年8月7日 ブッシュ大統領が米軍サウジ派遣決定 「砂漠の盾」作戦
91年1月17日 多国籍軍、空爆開始「砂漠の嵐」作戦 湾岸戦争...

_ soramove - 2006/02/26 10:22:20

「ジャーヘッド」★★★★
ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス主演
サム・メンデス監督、2005年、アメリカ


海兵隊の訓練と
そこで送り出される
新兵を見ると
体だけでなく、脳ミソまで
筋肉になって
戦うことを望むよう...

_ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! - 2006/02/26 22:54:18



最高の生き方がある。

そう信じて、僕は戦場に向かった――



メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある


_ カリスマ映画論 - 2006/02/27 02:23:01



【映画的カリスマ指数】★★★★☆

 叩き込まれた戦争欲、後に残るは空しさだけ

_ toe@cinematiclife - 2006/02/28 00:52:33

TOKYO FMホールで行われた試写会に行ってきた。 ビジネススタイルエバンジェリスト(?)の小阪 裕司氏のミニトークショー付き。 エバンジェリストって伝道師って意味があるらしい。 エヴァンゲリオンの熱狂的ファンなのかと思ったよ・・・(^^;) 映画は、アカデミー賞作品賞、監督賞を受賞したサム・メンデスの新作。 描かれるのは、20歳の海兵隊員が見た湾岸戦争の風景。 戦争に行くことなんかありえない女

_ 俺の話を聴け〜! - 2006/02/28 14:30:27

前宣伝通りのお気楽映画でもなく、戦争の意味を探るようなシリアスな作品でもなかった。いつの時代にも通用する、若者たちの希望や葛藤を描いた、テンポのある快作だ。とはいえ、湾岸戦争の実体験に基づいて描かれる軍隊の生活は生々しい。出撃に際して「地獄の黙示録」を観....

_ 八ちゃんの日常空間 - 2006/03/07 07:42:13

戦地では、兵士たちの生活がある。特殊な環境でのその暮らしを通じて戦争が何かを語っている。が、しかしこれは反戦とかのメッセージ映画ではない。単に海兵隊員の体験談を映像化しているに過ぎないのだ。
戦争を知らない一般市民には想像を超える世界がそこにあったのだ。

_ 犬も歩けばBohにあたる! - 2006/03/12 18:56:11

メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある と、大々的にうってでた『ジャ

_ デコ親父は減量中(映画と本と格闘技とダイエットなどをつらつらと) - 2006/03/13 00:28:07









監督:サム・メンデス
出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス、ジェームズ・モリソン、スコット・マクドナルド、ブライアン・ケイシー

評価:84点(100点満点)

公式サイト

プラトーンで描かれたようなジ...

_ honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜 - 2006/03/25 20:55:19


『ジャーヘッド』公式サイト:http://www.jarhead.jp/top2.html原題:JARHEAD製作:2005年アメリカ監督:サム・メンデス出演:ジェイク・ギレンホール/ピーター・サースガード/ルーカス・ブラック/クリス・クーパー/ジェイミー・フォックス《公開時コピー》最高の生き方が....

_ シネクリシェ - 2006/03/26 15:05:27

 この映画を、たとえばオリバー・ストーンあたりが観たら、どのような感想を洩らすだろうか……、これがこの作品を見終ったあと、まず頭に浮んだこと

_ Subterranean サブタレイニアン - 2006/07/31 15:30:16

監督 サム・メンデス 主演 ジェイク・ギレンホール 2005年 アメリカ映画 123分 戦争 採点★★★★ 小学校の頃、日曜の校庭で楽しそうに野球をする損に見事に騙されカブスカウトに入ってしまった私。夏はキャンプに冬はスキーと、楽しいイベントも多かったのだが、それ以外は..

_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2007/10/27 11:42:43

原題:Jarhead
1990年イラクがクェートに侵攻、湾岸戦争体験記『ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白』は生々しい現代戦の現実が兵士の視点から描かれている・・



スオフォード(ジェイク・ギレンホール)は、祖父と父に続いて1989年に海兵隊へ18歳で入隊、厳