それでもボクはやってない2007/01/31 22:53:53

無罪と無実は、似て非なり。ひとたび警察に捕まり、裁判が始まったら、推定有罪の世界の恐ろしさ。

この映画は、観客が主人公が無実を知っているからこそ、この恐ろしさを感じるのですが、無実とは知らなければ、「それでもキミは、やっている」と思ってしまうのではないでしょうか。

被告人のほとんどが、有罪の人たち。嘘を見破るのが仕事の検事、裁判官。真実を嘘と思うのは、仕方のないことなのか。

ラストの判決文を読み上げられるシーン、現実の社会の論理を突きつけらた気がしました。

お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★

「12人の怒れる男」・「12人の優しい日本人」そして、「それでもボクはやってない」観ておかなければいけない法廷劇が、ひとつ増えました。

TOHOシネマズひたちなか(1/25)にて 公式HP それでもボクはやってない