手紙 ― 2006/11/11 23:30:01

評判通りの良い作品でした。
まず、ストーリーの良さが印象に残ります。犯罪者の弟というレッテルを貼られた主人公直貴(山田孝之)。しかし、挫折のたびに救いの手(田中要次、杉浦直樹、吹越満・・)が、心に染み入るような言葉で、直貴を励ます。この言葉が、観客に語りかけるように、心に響きます。
常に直貴を支える由美子(沢尻エリカ)とは、たんなるラブロマンスではなく、人としての誇り考えさせ、そして最後は、強盗殺人を犯した兄剛志(玉山鉄二)の贖罪というテーマが、重くのしかかる。
久しぶりに原作を読みたくなる映画でした。
お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★★
オダギリ・ジョー・香川照之の「ゆれる」とあわせて観て欲しいです。人間の陰と陽、影と光の違いが味わえます。
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