バベル2007/05/01 21:45:34

1つの事件が、モロッコ・メキシコ・日本を舞台に絡み合って進行する人間模様。

近代文明とはいまだ無縁な荒涼とした風景のモロッコ、混沌と猥雑さのメキシコ、聴覚障害者の視点からの喧騒の東京。

切り取られ、描がかれる人々、モロッコの子供や老人の表情から何を読み取ればいいのか。メキシコの土埃舞う結婚披露宴とそこに集う人々のエネルギー。静謐な世界からみた都会、東京の姿。

映像と音楽で、語りかけてくる映画、一つ一つのシーンが一枚一枚の写真です。この撮り方の美しさに、心を打たれました。

お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★★

ケイト・ブランシェットのあの冷たい眼差しに、心惹かれ、2度の鑑賞。この映画で体調回復してしまう私は、やっぱり変?

TOHOシネマズひたちなか(4/29)水戸内原(4/30)にて 公式サイト:http://babel.gyao.jp/