パフューム ある人殺しの物語2007/03/09 23:08:53

香水の香りの変化のように進む物語です。

トップノートは、過酷な環境から這い上がる主人公を。ミドルノートは、香りの魔力に取りつかれ、永遠の香りを手に入れために若い女性を次々と殺していく主人公を。ラストノートは、究極の香りがもたらす力をふるう主人公を。

香りは人を夢心地にさせるが、それはやはり夢。主人公グルヌイユが求めた香りは、神の力ではなく、悪魔の力を借りた究極の香りなのでしょう。

お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★

面白いと思えるか、嫌悪感を持つか、評価が分かれるかも知れませんが、必ず記憶に残る作品となるでしょう。見て損はない、映画ですね。

TOHOシネマズひたちなか(3/8)にて 公式HP

コメント

_ kossy ― 2007/03/10 00:04:37

これは忘れられない作品になりそうです。
あの場に居たかったとか、居たくなかったとか、
隣に居るのが男だったらやっぱりいやだとか・・・
グルヌイユはどういう気持ちで見てたんだろうか・・・

_ skywave ― 2007/03/10 00:30:35

kossyさん、コメントありがとうございます。
>グルヌイユはどういう気持ちで見てたんだろうか・・・
あれだけ殺せ、殺せと叫んでいた群集たちに、メイク・ラブ・パワーが。しかし、あの香水を作り続けるには、殺人を続けなければならない。だから、あの最後なのでしょうね。

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_ ネタバレ映画館 - 2007/03/10 00:02:40

処刑台で香水を振り撒くグルヌイユのシルエットがエスパー伊東に見えたのは私だけであろうか・・・

_ カノンな日々 - 2007/03/10 00:05:37

今日、公開された作品で楽しみにしていたのが「パリ、ジュテーム」とこの作品。邦画の新作もたぶん観には行くけどイマイチ気分が乗ってません。特に予告編でモンゴルの英雄が日本語を気張って喋ってるのには引き気味です(笑)。

出演はその他に、ダスティン・ホフマン、ア....

_ ネット社会、その光と闇を追うー - 2007/03/10 00:58:41

750人もの全裸男女が一斉に睦み合うテレビCMが話題を集めて

_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2007/03/10 01:27:01

原題:Perfume -The story of a murderer-  ※いわゆるひとつのネタバレ
赤毛の女性は芳醇にして妖艶、天国へといざなう至高の香りを放つ・・?「ラン・ローラ・ラン」は好きな映画だが、これは感動も共感も教訓も得られなかった



冒頭いきなり衝撃的なシーンがある。ひ

_ 八ちゃんの日常空間 - 2007/03/10 04:57:43

Das Parfum - Die Geschichte eines Mörders(PERFUME: THE STORY OF A MURDERER)
[TOHOシネマズ錦糸町/SC1/レイトショー]
公式サイト

『その香りに、世界はひれ伏す。』
平日というのに、レイトショーとは言え、結構人入っていました。やっぱ話題作なんですよね〜...

_ Sweet* Days - 2007/03/10 07:01:55

CAST:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン 他

STORY:18世紀フランス。魚市場で産み落とされ孤児になったジャン=バティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)は幼い頃から鋭い嗅覚を持っていた。ある日ジャン=バティストは、美しい女性の香りを初めて知る・・・・

面白かったです。2時間半の上映時間もあっと言う間。
主人公の衝撃的な出生から生い立ち、そして彼のやること全てに目が離せませんでした。
18世紀のパリ。悪臭に満ちた街。
ベルサイユやマリー・アントワネットのイメージから爽やかな香りを想像してしまうけど、
その実昔ヨーロッパでは、排泄物を道に...

_ 銅版画制作の日々 - 2007/03/10 09:46:53

世界がひれ伏す香りとは?MOVX京都にて鑑賞、18世紀のフランスが舞台。類稀なる才能を持つひとりの孤児がいた。彼の名はジャン=パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)、何キロ先の匂いを嗅ぎ分けるという驚異の嗅覚彼の出生も凄いものがある。パリの魚市場で産み落とされる。それも無造作に捨てられた魚のはらわたの上にだこのシーンを見たとき、「テキサスチェーンソー・ビギニング」の主人公の出生と重なったある意味、驚異的な人間の誕生という事では似ているような
マダム・ガイヤールの育児所に引き取られるグルヌイユは友達はひとりもできなかった。驚異的な才能を持つ彼は、他の子どもたちにとってどこか普通と違うと感じとってたのだ。13歳になった彼をマダム・ガイヤールはなめし皮の職人グリマルに売り払う。過酷な皮なめしの仕事を黙々と続けるグルヌイユ、数年後、青年になった彼は、パリの街中へ配達を命じられる。遂に別世界への扉が開いた
パリの街の香りは豊かな香り焼きたてのパン、生牡蠣、ワイン、白粉、口紅、そして香水この香りたちを貧欲に味わうグルヌイユ。そのとき、グルヌイユの心臓が、初めて出会った芳しい香りに激しく鼓動夢中で匂いを辿った先には、プラムを売り歩く赤毛の少女が佇んでいた。彼女の香りで、初めて幸福感を味わうその彼女が、グルヌイユに脅え悲鳴をあげる彼はその声を塞ごうとしたことが、誤って死に至らしめる・・・・。命が絶えて、彼女の香りも消えてしまうのだ。
彼女の死によって、深い絶望感を味わうと同時にその少女の香りを創りだす使命が、自分にあると思うのである。グルヌイユはシェンジュ橋に香水の店を構える、今は落ち目の調香師ジュゼッペ・バルディーニン(ダスティン・ホフマン)に弟子入りしたいと頼む。パルディーニンの前で、彼が盗もうとして出来なかった流行の香水を作ってみせる。計量カップも使わず、自分の鼻の記憶だけで・・・・。この才能にパルディーニは呆然とするのだった。バルディーニンの店は、グルヌイユの次々と生み出す香水のおかげで、大繁盛かわりに蒸留法という香水には欠かせない方法を教えてもらう。しかしこの蒸留法では生きものの匂いを取り出すことは出来ないと知ったグルヌイユは、高度な技術職人の街グラースへと旅立つ。その途中、石の洞窟で、改めて知ったのは自分には体臭がないということだった。このことは、誰の記憶にも

_ パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ - 2007/03/10 21:41:09


スクリーンに香りを映した映画。天才調香師が生み出したのは、許されざる“天国の香り”_
舞台は18世紀パリ。一人の天才が誕生する。名をジャン=パティスト・グルヌイユ。彼に神が唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。ある時偶然出会った女の...

_ カリスマ映画論 - 2007/03/11 20:14:13



【映画的カリスマ指数】★★★★★

 匂いをまとわぬ、香りの天才

 

_ ナマケモノの穴 - 2007/03/11 20:49:57

≪ストーリー≫
18世紀、パリの魚市場で産み落とされたグルヌイユは驚異的な嗅覚を持っていた。青年に成長したある日、赤毛の少女が発する至福の香りに出会うが、夢中になるあまり彼女を殺してしまう。死と共に香りも消えてしまうことを知った彼は、香りを永遠にとどめておく方法を探るため調香師に弟子入りし、さらなる技を求めて職人の街グラースへ向かう。途中、自分自身に体臭がないことに気づき衝撃を受けるが、やがて運命の香りと再会する。(goo映画より)

賛否両論分かれる映画でしょうねー。
生理的にダメな人は全然ダメな映画だと思います。確かにエロいしグロいし、気分が悪くなる人がでるのもしかたないかな...

_ ひるめし。 - 2007/03/12 20:24:50

その香りに世界はひれ伏す。

_ シネクリシェ - 2007/03/13 04:05:56

 究極の香水とは、なんと媚薬のことだったとは……。  とにかく結末がお粗末。そこに至るまではなかなかダークな雰囲気の秀作かと思いきや、最後の

_ ひらりん的映画ブログ - 2007/03/16 02:48:33

今週は見たいものがいろいろあったのでシネコン2軒はしご。
こちらは、久しぶりの「109シネマズ川崎」での鑑賞。
年末のポイント倍増期間に、結構見たから、今回は無料鑑賞。
(駐車券のサービスは受けられないから、結局出費は一緒なんだけど)。

_ デコ親父はいつも減量中 - 2007/03/24 18:16:52


監督:トム・ティクヴァ
出演:ベン・ウィショー、レイチェル・ハード=ウッド、アラン・リックマン、ダスティン・ホフマン

評価:79点

公式サイト

(ネタバレあります)
ダスティン・ホフマンが香りの調合士役に選ばれたのはやはりあの大きな鼻のせいだろうか。...

_ Subterranean サブタレイニアン - 2007/03/30 13:36:30

監督 トム・ティクヴァ 主演 ベン・ウィショー 2006年 ドイツ/フランス/スペイン映画 147分 サスペンス 採点★★★★ 嗅覚っていうのは視覚や聴覚よりも記憶に直結されているのか、旅先で撮った何十枚という写真を見るよりも、久々に開けた旅行バッグから香る僅かな残り香..

_ はらやんの映画徒然草 - 2007/04/01 18:28:20

井上夢人さんの小説で「オルファクトグラム」という作品があります。 視覚の代わりに

_ 時評親爺 - 2007/09/24 18:08:08

さて今日のお題は映画DVDで「パフューム-ある人殺しの物語-」である。ん~、これ「PG-12」指定になっているようなのだが、ちと甘い?ような気がしないでもない(苦笑)。過激な性描写や惨殺シーンはないのだけれども、どちらかと言えば「R-15」あたりでも良さそうな気がする。んまぁ、この手の映画を12歳未満が好んで観るとも思えないが・・・。時代は18世紀中頃のフランス(パリ)を舞台とする。いきなり臭さ満開のパリである(笑)。ただしこの冒頭シーンを始めとして、映画全体に「オリバー・ツイスト」の香りを感じたのは不肖だけだろうか?(近代欧州謎)。こうした映像の創り方はその是非はともかく、どうもハリウ...

_ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 - 2007/11/22 23:32:25


 『それは、昨日まで人だったもの。 究極の香りが誘う未曾有の衝撃に、世界はひれ伏す。』
 コチラの「パフューム ある人殺しの物語」は、パトリック・ジュースキントの世界的ベストセラー小説の映画化で、3/3公開になったPG-12指定のサスペンス映画なんですが、早速観...