人生は、奇跡の詩2007/03/03 20:28:36

ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキ。実際に夫婦でもある二人がが演ずる、大人のためのおとぎ話。

饒舌な詩人の言葉のマジック、彼の大学での講義を聴けば、今日からだれでも詩人となってしまうでしょう。

愛する人のため、イラク戦争のなかのバクダットへ。国家という後ろだけがなければ、単なる紙切れ。イラク紙幣が風で道に舞っているが、だれも気に留めないシーン。愛のおとぎ話に一味加えます。

お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★

ロベルト・ベーニーニ主演・監督。チャップリンのようなユーモアとペーソスを表現できるのは、彼しかいないですね。

水戸テアトル西友(3/3)にて 公式HP

コメント

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_ パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ - 2007/03/03 22:05:59


彼女が死んだら、この世界という舞台は終わってしまう。
太陽は好きだが、なくてもいい 僕が太陽を好きなのは、彼女を照らすから。
'03年、イラク戦争直前のローマ。大学教授で詩人のアッティリオ(ロベルト・ベニーニ)は、最新刊も高い評価を得ており順風満帆。だが....

_ シャーロットの涙 - 2007/03/03 22:12:05

'03年、イラク戦争直前のローマ。大学教授で詩人のアッティリオは、最新刊も高い評価を得ており順風満帆。だが彼の心は、すべて美しき伝記作家・ヴィットリアのものだった。

彼女との結婚式を夢見るほど思いつめているが、現実では常につれない素振り。そんな中、彼女は著名な詩人フアドに会うため、バグダッドに向かう。しかし戦火に巻き込まれ、意識不明の重体に。一報を聞いたアッティリオは、彼女を救うため東奔西走するが…。goo映画より

それにしてもおしゃべりなお人…寝てるときも寝言を言ってるくらいで。
詩人というお方の私のイメージはやはり寡黙で常に空想にふけっているという感じ…。

まるでマシンガンのようにまくし立てるんだけど、そこには粋で美しい言葉のオンパレードっていう感じでもなく、含まれていてもすぐに流れていってしまうの。間を相手に残してくれないのがちと辛いかなあ。笑
イタリア語がはじめてチャイニーズに聞こえちゃったくらい。訳されているからイタリア語の粋な言葉も微妙に伝わりにくいのかもしれないし。

実はとてもシャイなんだろうか。何も言葉のない間というものが苦手かと。どうかな。すごく気を使っているのかもしれない。さりげないところにそういうヴィットリアへの思いが見えてきちゃう。口下手になっちゃうのも可笑しい。

頭の中はロマンティック。妄想といった方がいい?笑
とても寓話的な面白いシーンがあったりもするんだけど、イラク戦争というリアルさも織り交ぜているところがまた皮肉っぽい描き方にも見えてくる。

愛する人の為にここまで一生懸命になれる?なんて言われているみたいで終始目が離せない。猪突猛進する姿は滑稽でもあるけど、そこには人を感動させる何か温かい思いやりも見えてきたりしてハッとさせられちゃう。
常に前向きで何があってもへこたれない。なんだか「101回目のプロポーズ」を見てる気分に・・・{/face_ase2/}(知ってます?)
こんなにおしゃべりな人がそばからいなくなったらきっと寂しいと思わせてしまうところが、無意識なのか策略なんだか…!?
まるで恋は綱引きね{/face_warai/}

娘達がやたらスレンダーでホントにあなたの娘かい?って思って見てたんだけど奥さん似なのか?
要は容姿より優しさが思いやりが何より大切。トム・ウェイツがカッコよく見えてきちゃうのもマジック?爆

_ 我想一個人映画美的女人blog - 2007/03/04 22:04:47


ここまで一途な男もすごい。
ロベルト・ベニーニ監督は今作でも主演/脚本/製作全てこなす。
べらべらべらべらずーっと出ずっぱりで喋りっぱなし!のベニーニはロマンティックで饒舌な詩人。
この作品、そんなミスマッチな印象ながらも、素敵な映像{/kirakira/}で魅せるコメディタッチの感動作☆

原題は「トラと雪」

{/book/}毎日同じ女性と結婚する夢を見るほどその女性に夢中の大学教授アッティリオ。
過酷さを増すイラク戦争のさなか、最愛の妻が戦渦に巻き込まれ意識不明に。
最愛の人の命を救うために全てをかけて看病する夫。その甲斐あって、意識は回復するが記憶は戻らない。
そんなある日、妻の姿が夫の前から消えてしまう…。




何と言うか、道化師のような、チャップリンのようなベニーニの愛に溢れた映画で、
かなりベタ。コメディのベタは大好きなんだけど、
恋愛のベタがニガテなわたし。
そりゃありえんでしょー
なんてつっこみたくなりながらも、一生懸命なベニーニ演じるアッティリオの姿に、
これはつっこんじゃいけないのよね。と妙に納得させられながらの鑑賞。


これだけひとりの人をずっと愛するという姿を見せられると、
素直に感動する人は本当に心打たれるんじゃないかな?

ストーカーのような超モーレツアタック(笑)がすごい{/kaminari/}


愛するあのひとの為なら例え火の中、水の中!を地でいく男

主人公が詩人なだけに、素敵な台詞は随所に出てくる。
「ローマで雪の中にトラを見たら、あなたと暮らすわ」という愛するひと。
子供たちに聞かせる、初めて詩人になろうと決めたエピソードがステキ{/hikari_blue/}{/hikari_blue/}

ただ、いいなぁと思ったと同時に気になった点もいくつか。。。。
詩人で友人のジャンレノの存在。
中途半端であまり意味がなかったような気がする。
とりたてて、ジャンレノである必要性のない役で、ジェンレノじゃなくてもいいし。
でも、途中にある悲劇は悲しみを煽るようになっていた。

それと、コメディである部分がほとんど笑えなかった、、、{/face_acha/}
わたしにはどうもわざとらしく感じてしまって、1つも笑えなかった。
笑いのツボが違うのかも、、、、
約2時間の間、途中なかだるみ感あり、ちょっと長いなーと感じちゃった。

あ、ラ

_ ネタバレ映画館 - 2007/03/31 20:04:23

人間には二種類ある。一途に愛し続ける者とその愛を受け入れる者だ。