あるいは裏切りという名の犬2007/02/25 21:00:31

さすがフランス映画、この不可解な邦題、興味をそそられます。実話を基にした警察内の犯罪物語、重苦しく綴られるなかなかの作品です。

フランスのおじさんたちは、かっこいい。刑務所から出所して娘に合う主人公のダニエル・オートゥイユの皮のコートにサングラスの姿が渋い。そして、娘が自分との面会を拒んだ理由を父に問うと、「娘の帰る後姿を見送ることに、耐えられないから」と答える。愛の深さを的確に表すキザな台詞が、決まってます。

お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
 
ブログのアップが休止状態でしたが、やっと再開。ブログにアップしていない作品が14本もたまってしまいました。

水戸テアトル西友(2/25)にて 公式HP:http://www.eiga.com/official/aruinu/

コメント

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_ 我想一個人映画美的女人blog - 2007/02/26 01:14:13


これ、邦題がすごくいい。
フランス原題は『オルフェーヴル河岸36』。パリにあるシテ島の番地名。
ここで実際に起きた事件、実在のモデルを基に作られたという。


                 
仲間からの信頼も厚い熱血漢 レオ、
『橋の上の娘』『隠された記憶』のダニエルオートゥイユ。


対するはジェラールドパルデュー、ドニ。

昔は親友だった、同じ女を愛した二人。
"裏切り"によって崩壊していく運命の行方は。。。


とにかくふたりが、男たちが、台詞が、渋い!カッコイイ{/kaminari/}
(オヤジ好きにはたまらないかも。わたしは違うけど)



ロバートデニーロが自身の会社でハリウッドリメイク権を取得して
自らが演じることになったらしい。
それも納得、男としてこの渋くカッコイイ人物像は惹かれるのも当然だろうなー。
しかしドパルデュー演じたドニはジョージクルーニーに決定らしい
(あわないような、、、、?)
来年から撮影開始。
もう何でもリメイクしちゃうハリウッド、リメイクする意味あるのかね?


この作品は、2004年に元警官だった、オリヴィエマルシャルが監督。

全編にわたって音楽がすごく良かった


{/book/}1980年代フランス。
パリ警視庁はシテ島オルフェーヴル河岸36番地にある。
長官が近々引退するので部下からの人望厚い正義感溢れる二人の警視が長官候補として挙がっていた。
かつて親友同士だった二人は同じ女性を愛し、微妙な関係となっていた。
折りしも、パリに現金輸送車強奪事件が起こる。
レオに手柄を奪われたドニはある事件へのレオの関与を密告する。
裏切られて容疑者として逮捕されたレオ。
そして更なる悲劇が彼を襲う。出所後、復讐を果たすために再びドニの前に現れ
決着の時を迎える、、、、。
       


{/star/}{/star/}{/star/}{/star/}{/star/}{/star/}6/10{/fuki_cool/}

とにかくカッコイイ!のひとことなんだけど、内容はあまり引き込まれなかった、、、、{/ase/}
暗く、始めはあまり展開がないせいか途中で眠くなってしまった{/face_z/}{/ase/}
後半はけっこう楽しめたんだけど。。。。
いわゆるフィルムノワールと呼ばれるジャンル、
ラストも、前宣伝で言われていた

_ Subterranean サブタレイニアン - 2007/06/11 03:00:06

監督 オリヴィエ・マルシャル 主演 ダニエル・オートゥイユ 2004年 フランス映画 110分 ドラマ 採点★★★★ 社会の仕組みをいまいち理解していないのか、仕事は大好きだが出世欲には著しく欠いてるわたくし。正当な評価として出世している分には全く文句はないのですが、や..

_ 描きたいアレコレ・やや甘口 - 2007/06/11 09:48:47


この映画は、色で言うと黒、時々散らばる赤。

ひたすら続く黒い闇の中で、蠢く陰謀と策略。その中で、どろりと流れる血。
そして夫婦の濃密な深い愛情、復讐に燃える心の赤い炎、ずっと暖かく燃え続けていた父娘の愛情。

_ Screen saver☆ - 2007/06/24 11:28:41

コーザ・ノストラ
のような、ニル・バイ・マウス
のような
雰囲気を感じつつ

Harvey Keitel
とか出てきそうだなと
思いつつ観ましたが (。。。出ないけど)

だいぶ難解でした スッキリするような、しないような。。。


角川エンタテインメント
あるいは

_ サーカスな日々 - 2007/08/04 23:23:01




カテゴリ
サスペンス 

製作年
2004年

製作国
フランス

時間
110分

公開日
2006-12-16〜2007-03-16

監督


オリヴィエ・マルシャル
ストーリー
かつて親友だった警視レオと同じく警視のドニ。ふたりは同じ女性カミーユを愛し、レオがカミーユと結婚したことから友人関係は崩れ、今では宿敵となっていた。そんな折、時期長官候補として二人の名が挙げられた。正義感にあふれ、部...続きを読む
出演

ダニエル・オートゥイユ
ジェラール・ドパルデュー
アンドレ・デュソリエ
ヴァレリア・ゴリノ
ロシュディ・ゼム
久しぶりの仏版フィルムノワール。ハリウッド・リメイクで水増しされませんように!
久しぶりに、フランス映画のフィルム・ノワールを堪能した。
ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチェラ・・・雰囲気ありました。
それが、ゴッドファーザーに代表されるギャング映画や、エルロイの小説にあるようなハードボイルドなミステリーが次々とハリウッドで映画化され、一方で、香港ノワールがスタイリッシュになってきて。
近頃のフランス映画に出てくるフランス警視庁なんて、コミカルな映画の舞台装置に変わり果ててしまったといったら、言い過ぎか。
タクシーぶっ飛ばしたり、ヤマカシが跳躍したり、と。
ひとり、ジャン・レノは頑張っていたが、次第にオカルト色が強くなって・・・(笑)
もう、リュック・ベッソン一家にいいようにされるかしかないのか、なんてちょっと寂しく思っていたら、ふたりのおじさんが、見事なフランス版フィルム・ノワールを演じてくれた。個人的に嬉しい。



ふたりのおじさん。
ひとりは、パリ警視庁BRI(探索出動班)のレオ・ヴリンクス警視(ダニエル・オートゥイユ)。現場を大切にしてきて、仲間や部下の信望も厚く、次の長官候補に目されている。
もう一人は、同じくパリ警視庁のBRB(強盗鎮圧班)のドニ・クラン警視(ジェラルド・ドパルデュー)。権力欲が強く、誰も信じない。どんな卑劣な手段を費やしても目的に達すればいいと割り切っている。
ヴリンクスとクランは元々は友人であったが、二人が愛したカミーユ(ヴァレリア・ゴリノ)がヴリンクスと結婚したこともあり、BRIとBRBという常に対立する組織のトップ同士ということも重なって、宿敵関係とな

_ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 - 2007/11/26 22:52:38


 『かつて親友だった 同じ女を愛した 今はただ敵と呼ぶのか…』
 コチラの「あるいは裏切りという名の犬」は、12/16公開になった"──実話に基づく、激しくも切ない宿命の物語──"なのですが、観てきちゃいましたぁ〜♪
 ロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニ...