ホテル・ルワンダ2006/12/30 12:22:29

略奪と殺戮が目的としか、言いようがない戦い。内乱・民族間紛争の痛ましさ、おぞましさを、まざまざと見せつけらました。

ツチ族とフツ族の歴史的対立が原因なのですか、利権に群がる人間の欲望が、一層の混乱を増していく。そして、犠牲になるのが、一般市民。正にこの世の地獄、「百万人の虐殺」が実際にあったなんて。しかし、人間にはそれを行う、負の一面を持つのでしょう。

この主人公ポール(ドン・チゲール)は、ホテルの支配人として、軍隊、政府高官たちに取り入り、家族の安全を確保しようとしていたが、現実の紛争は、そんなもので守れるほど易しくなかった。

人道支援という言葉も、資本の論理のまえでは、空手形。そんな国際社会の現実も、描いております。

お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★

年末になってやっと、水戸のスクリーンにやってきてくれました。お見逃しの方は、DVDで是非観てください。

水戸リードシネマ(12/24)にて 公式HP ホテル・ルワンダ

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_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2007/01/07 01:05:47

原題:Hotel Rwanda
1994年、アフリカはルワンダで民族の対立による大量虐殺の嵐が吹き荒れるなか、逃げまどう人々をホテル"ミル・コリン"にかくまう支配人の物語。



時代は、フツ族とツチ族の内戦がようやく終結をみるが、当時のフツ族大統領が暗殺された

_ おきらく楽天 映画生活 - 2007/09/17 23:04:18

『ホテル・ルワンダ』を観ましたルワンダ事件(100日で100万人が虐殺された)を背景に、愛する家族を守りたいという想いをきっかけに1200人もの命を救ったホテルマンの行動を描いた実録社会派ドラマです>>『ホテル・ルワンダ』関連原題:HOTELRWANDAジャンル:社会...