武士の一分 ― 2006/12/04 22:14:29

日本的な音の響き、蛙や蝉の鳴き声、秋の虫の音、こんなに美しかったのですね。主人公が視力を失う設定のためか、音の響きが印象に残りました。日常の生活音も、効果的に使われています。
壇れい扮する妻の加世、日本女性の鑑とも思える女性。男性の視点から、理想の女性像を求めた形となっています。女性の視点から見た加世は、どう映るのでしょうか?ちょっと私には、気になりました。
キムタクの時代劇、違和感があるかなと思っていたのですが、いつもの現代劇の雰囲気を漂わせながらも、科白が方言のためか、それなりに合っておりました。失明してからの目の演技は、なかなかなものです。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
「虫の声」は、欧米では単なる雑音として受けとられ、日本人のように楽しむことはないとのこと。そうすると、この映画は、純然たる国内映画となるのでしょうか?
TOHOテアトルひたちなかにて 公式HP 武士の一分
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