シネマ日記 嫌われ松子の一生2006/06/06 20:47:10

まさに、下り坂を転げ落ちる人生。こんなに暗い話だとは、思っていませんでした。予告編はミュージカル仕立ての下妻物語風だったので、軽めに楽しむつもりだったのですが・・・

世の中に偶然はない、必然だけだ。そうすると、松子の場合は、不幸になるのが必然、運命なのか?

絵に描いたように不幸の底に落ちていく。最初のボタンの掛け違い。しかし、考えてみれば、将棋のプロたちは50手、100手と先を読んで、将棋を指している。不幸という結末の人生は、案外最初の2,3手で、決まっているのかもしれません。

ラストの夜空が美しい。人間の切なさを、ポップにアレンジ、日本版ダンサー・イン・ザ・ダーク的この「暗明るい??」テイストをご賞味ください!

お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★

私のお気に入りの歌手のひとり、マイケル・ブーブレのfeeling goodが使われており、感激。アマゾンでit's timeで検索、輸入版があり、試聴できます。

TOHOシネマズひたちなかにて

公式HP 嫌われ松子の一生