無花果の顔2007/01/14 20:15:59

桃井かおり監督・脚本、思ったとおりの作品?でした。

ちょと不可思議ワールド、感情を映像化した感じです。時代設定は現在、しかし、昭和の雰囲気の居間。母(桃井かおり)を中心に、父たち(石倉三郎・高橋克実)と娘(山田花子)の出来事を、桃井の井戸端会議的な饒舌さで、綴ります。

そして、饒舌さが途切れ時、女の深い悲しみが訪れる。

桃井・石倉の掛け合い漫才のような夫婦の会話、思わず笑ってしまい、愛とかを突き抜けた「絆」を感じさせます。日本の家族の象徴でしょうか。

お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★

薪で焚くお風呂と生き物のような無花果の木が、印象的でした。

シネプレックス水戸(1/11)にて 公式HP 無花果の顔

コメント

_ ミチ ― 2007/01/15 16:41:21

こんにちは♪
ある意味予想できたような、感覚に訴える作品だと思いました。
良くも悪くもいかにも桃井かおりらしいというか。
ファッションやインテリアやお料理などには女性らしい感覚があふれていたように思います。
薪でたくお風呂、ショルダー型携帯電話などいつの時代?と思うのも出てきましたね~。

_ skywave ― 2007/01/15 22:20:46

こんにちは、ミチさん。
>ある意味予想できたような、感覚に訴える作品だと思いました。
やっぱり、そうですよね。期待通りというか・・
赤の色使いが多い作品、面白かったのですが、ねっとりとした湿度を感じました。

トラックバック

_ ネタバレ映画館 - 2007/01/14 23:13:43

「無花果の顔」と聞くと、山田花子の顔が無花果のように映し出されるのかと想像してしまいますが、意外と色白でした・・・

_ カノンな日々 - 2007/01/14 23:57:35

日本の誇る大女優・桃井かおり姐さんの初監督作品。主演はオーディションで選ばれた山田花子さん。公開前にはほとんどこの2点のみでマスコミの注目を集めてたような気がするんですけど、確かに話題性は抜群ですね。でも肝心の映画の中身についてはあまり触れてるものがなく....

_ 日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~ - 2007/01/15 00:10:59

桃井かおりの初監督作品です。自らが書いたいくつかの小説から原案をとり、脚本を書き、出演し、監督もした...ということで、当然なのでしょうけれど、まさに「桃井かおりワールド」という感じがしました。

ところどころに「いいなぁ」と思えるシーンはありました。桃井かお

_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2007/01/15 00:56:02

頭の中をグルグルとぉ~いろんなことが駆け回るぅ~、日本で極めてポピュラー、それがイチジク、実のようでいて実は花、あの粒々こそが花だったんです・・



桃井かおり初監督作品ということで、どこかとぼけた感じのある彼女に、そこはかとなく興味を持って観た。
門脇家の

_ ミチの雑記帳 - 2007/01/15 16:38:40

映画館にて「無花果の顔」

女優桃井かおりの初監督作品。脚本、主演も兼ねている。

庭に大きな無花果の木がある門倉家は父(石倉三郎)、母(桃井かおり)、娘(山田花子)、弟(HIROYUKI)の4人家族。どこにでもありそうな家族だけれど、ちょっと不思議な家族でもある。父親が仕事の関係で出て行ってしまい、家族には動揺が走る・・・・といっても、ほとんどストーリーらしいストーリーはない。

かみ合わない家族の会話に居心地の悪さを感じる。一見バラバラな家族に見えるけれど、どこかで繋がっているのが分かってホッとする。夫を亡くしてちょっと異常をきたしてしまう母に同情する。だけどすぐに再婚してしまうのに呆れる。と、時系列がいじられているために桃井ワールドにすっかり翻弄された感じ。

多色使いの洋服やインテリアは桃井かおりの美意識かな。そして食事シーンが満載なのは楽しい。夫が死んだ夜に好物だったからといってコロッケを作り出すちょっとした狂気。でも、何があっても人間は食べないとやっていけないのだから。バラバラなように見えても、食卓を一緒に囲み続けた門脇家ならではのエピソード。

桃井かおりがいろんな人生経験を積み、いろんな監督の下で女優をやってきた中で、やりたいと思ったことを全てやってみたような、そんな実験映画のような作品だった。突然アニメになったり、カメラワークに凝ったり、彼女の感性についていけるかどうかはその人次第。意欲作ではあると思うけれど、商業的にはちょっと苦しいかも。こういう映画を作る人なんだ〜ということが判っただけでも、“桃井かおりブランド”に釣られて劇場に足を運んだ甲斐はあったかな。

提供にSK-Ⅱの名前が出ました(笑)

ということで、ミチ的堪能度 ★★★

_ マダム・クニコの映画解体新書 - 2007/01/15 21:46:00

 不思議な作品である。観ている最中も、観た後も、奇妙な気分に浸される。
 目に見えるものと見えないもの、生と死、現在と過去、自己と他者、女と男、人間と動物・・・。
 これらをすべて同じ位置から捉えた、”境界のない感覚”とでもいおうか。

_ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! - 2007/01/15 23:52:32

これはただの家族の話である。



花は無くても、

実の有る人生。


_ 京の昼寝〜♪ - 2007/01/17 12:17:06

花は無くても、実のある人生
 
■監督・脚本 桃井かおり(第一回監督作品)■キャスト 桃井かおり、石倉三郎、山田花子、HIROYUKI、高橋克美、光石 研、岩松 了□オフィシャルサイト 『無花果の顔』 庭に花の咲かない無花果の木がある門脇家。 縁側に面した茶の間で、4人の家族が和気あいあいとフォンデュの鍋を囲んでいる。 映りの悪いテレビを叩いて直そうとする母(桃井かおり)。 塩辛をトッピングしたジャガイモに舌鼓を打つ父(石倉三郎)。 そんな団欒の風景を記憶のカメラにおさめる娘(山田花子)。 つまみ食いをして叱られる弟(HIROYUKI)。 4人が家族として過ごしてきた歳月の延長戦にある時間が、今日も何気なく流れていく。 そんな家族の生活に、ちょっとした異変が起こる。 工務店に勤める父が、朝帰りをしたあげく、家を出て行ってしまったのだ。 平静さを装いながらも、気を揉む母。 一方、父の住むウィークリー・マンションを訪ねた娘は、職人気質の父が、他人の手抜き工事の後始末を徹夜でするために一人暮らしを始めたことを知る。  おススメ度 ⇒★★ (5★満点、☆は0.5)  cyazの満足度⇒★★☆ 監督・桃井かおりはこの映画で何をメッセージしたかったのだろうか 家族を中心に、家の中央に植えられた無花果。
 “無花果”とは・・・。 辞書を紐解くと、クワ科の落葉高木で高さは約4m。 葉は手のひら状に裂けていて、互生する。 初夏、卵大の花嚢(かのう)を生じ、内部に多数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えない。 おそらくこの家族、そしてどこの家庭にでもある知っているようで知らない部分を無花果の顔に比喩し、物語を演出したのだろうか。 女優・桃井かおりは大好きだが、監督・桃井かおりは正直魅力がなかった。 まず素人のようにハンディで動きを出す効果を多用していて、観ているだけで疲れてしまう。 あまりにも無意味な使い方は逆に映像の魅力を半減させる。 現在社会において、そして家族生活において、同じ屋根の下で暮らしていても、あまりにその本心や行動を知らないことが多い。 この映画の中の家族とて、ある意味この無花果の木を中心に話が進むのだが、誰にも話せない悩みを家族のひとりひとりが打ち明け、ある意味吐け口、ある意味リフレッシュな存在としての位置づけをしていれば、まだ理解のできる範疇だったの

_ アロハ坊主の日がな一日 - 2007/02/14 01:53:57

[ 無花果(いちじく)の顔 ]を新宿歌舞伎町で鑑賞。

ほんと、不思議な映画だ。
桃井かおりは、作家、歌手、ジュエリーデザイナー、そし
て俳優など。多彩な才能を持っているのは知っていたが、
まさか、監督としてここまで不思議な作品を手がけるとは
思わなかった。

_ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 - 2007/12/03 21:40:30


 『花は無くても、 実の有る人生。』
 コチラの「無花果の顔」は、12/23公開になった個性派女優の桃井かおりさんが脚本も担当された初監督作品なのですが、観てきちゃいましたぁ〜♪
 何とも言えない独特の空気感のある家族ドラマなのですが、ファンタジックなテイス...