明日へのチケット ― 2007/01/10 22:01:00

3人の監督による、ローマに向かう国際列車の出来事。偶然乗り合わせた人々の3篇の物語。
エルマンノ・オルミ監督の一番目の物語が、美しい。初老の大学教授の忘れかけていた心のときめきを、上品に、さりげなく表現しています。
出張先の中年女性の秘書の心づかいに抱いた、淡い恋心。食堂車のテーブルで彼女に手紙を書こうとノートPCに向かう。「年老いた心」と心の奥に潜む「年老いぬ心」を、絶妙に描いています。そして、最後に心温まる、エピソードを添える。
あとの2編も、もちろん、楽しめます。あなたは、どのストーリーに心を動かされるでしょうか?
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★(一番目は★★★★★です)
大学教授の老眼鏡が、かっこいい。そんなものに、興味を持つ年齢に達してしまいました。本日、バースデー割引1000円で鑑賞。
水戸テアトル西友(1/8)にて 公式HP 明日へのチケット
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