海女のリャンさん ― 2006/08/07 21:46:19
2004年キネ旬、文化映画ベスト・テン1位。第2回文化庁映画賞、文化記録映画映画大賞受賞。
主人公は、70歳まで海女を続けた在日朝鮮人のリャンさん。38年前に中断された記録映画の主人公でもあります。厳しい海女の生活と帰国船で息子を北朝鮮に送り出す姿。そして、現在の日本・北朝鮮・韓国と分断されてしまった家族の姿。
現在と過去の映像を通して、「家族とは、国家とは、」を考えさせられます。
苦労の連続だった人生。恨むのは、’時代’だけと言う。しかし、その時代とは、その時生きていた人間が作り上げるもの。 時代だけでは、済まされない。
お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★
8/6、茨城大学公開講座情報文化論「映画を学ぶ」最終回。 桜映画社プロデューサー村山英世氏の講義で鑑賞。ドキュメンタリーは、製作者が意図を持って作るもの。ストーリーに感動するだけでなく、冷静に批判的に観る目も、必要だと締めくくっておりました。
公式HP 海女のリャンさん
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