シネマ日記 さらば愛しき大地2006/07/08 19:33:53

鹿島臨海工業地帯、純然たる農村風景に不釣合いなコンビナート群。農家の長男でダンプの運転手、幸雄(根津甚八)。最愛の子を亡くすことにより、狂い始める人生。弟の元恋人の順子(秋吉久美子)との生活も、はじめは順調だったが・・・転落の人生を、リアルに描き出す。1982年作品。

茨城大学教育学部情報文化課程の「情報文化論」の一般公開授業で学生に混じっての鑑賞。

本日の講師は、この作品の監督柳町光男氏。鑑賞後に、この作品の演出法についての講義。監督の中学の同級生が実際に起こした殺人事件をモチーフに、ルキノ・ビスコンティの1960年「若者のすべて」を意識した作品。リアルな茨詭弁は、潮来出身の監督自らの指導。

それに続き、現在全国順次公開中の「カミュなんて知らない」のラスト15分の表現法解説。シナリオと直筆カット割りを配布し、「映像表現とは」を、熱く語ってくれました。

映画とは、スクリーンという四角い平面で、いかに場所と人物を表現するか。

お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★★

20数年ぶりの大学の講義、真剣に聴いちゃいました。7月30日(日)片塰満則氏/スタジオ・ジブリCG室長の講義です。これまた、楽しみ!