シネマ日記 夢駆ける馬ドリーマー2006/05/29 21:16:46

牧草の香りの空気を、胸いっぱいに満たしてくれる映画です。 映画音楽らしい美しい調べと、緑豊かなケンタッキーの風景。ウェルメイドなアメリカ映画の典型といったところです。

家族の再生を、少女ケール(ダコタ・ファニング)とサラブレッドのソーニャドールを通し、描いていく。ストーリーは、観客が望むように波乱を含みながら、進んでいってくれます。

競走馬の話なので、携帯電話、パソコン、インターネットといったものが、一切でないのは当たり前ですが、そういったものを忘れさせる物語が、現代人には必要なのかもしれません。

お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★

ダコタちゃんの天才的子役ぶりをみていると、将来に不安を覚えます。あの表現豊かな表情は、どこからでてくるのか。そして、演じている意味を理解しているのか、いないのか。理解していたら恐ろしい、理解していないなら何が彼女をそうさせるのか?

公式HP 夢駆ける馬ドリーマー