シネマ日記 グッドナイト&グッドラック2006/05/19 22:12:47

モノクロの画面、スタンダードナンバーのジャズボーカル。50年代を見事にかもし出し、まるで当時製作された、ドキュメンタリー映画を観ている錯覚に陥るでしょう。

50年代アメリカで起こった「赤狩り」立ち向かったニュースキャスターとプロデューサー、記者たちの実話に基づいた物語。 「Changing the world one story at a time」映画を社会変革のきっかけにとの’PARTICIPANT PRODUCTIONS’ が「スタンド・アップ」「シリアナ」に続き放つ、問題提起を素直に受け止めたい。

楽しいとか、面白いとかを排したストイックな映画でもありますが、主人公エド・マローのデヴィット・ストラーザンが、渋くていい。今はやりの「チョイ悪オヤジ」なんて、足元にも及ばないカッコよさ、彼のテレビに対する考察のスピーチが、ずしりと重い。

お勧め度 ★★★  私の満足度 ★★★★

ジョージ・クルーニー、監督・脚本・出演。最近、映画の鬼と化してますね。

TOHOシネマズひたちなか マイル獲得再スタート 161マイル

公式HP グッドナイト&グッドラック

コメント

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_ 平気の平左 - 2006/05/19 22:54:31

評価:75点{/fuki_suki/}

グッドナイト&グッドラック

ジョージ・クルーニー監督作品。

すごい社会派の作品ですね。

戦後赤狩りと言われる共産党を弾圧する活動に対して、異を唱えたニュースキャスター、エド・マローの話。

エド・マローを演じるデヴィッド・ストラザーンがカッコよすぎ。

あんなカッコよくタバコを吸える人はなかなかいません。


明確な証拠もなく適正手続に則っていないという、上院議員のやり方を批判していく訳ですが、権力と対決する爽快感が味わえます。

さらには、権力の圧力とえげつなさも。

エド・マローのやり方は、相手が汚いやり方をとっても、誹謗中傷合戦にならず、あくまでその手法を冷静に客観的に批判し、相手に反論の機会をあたえるというもので、非常に中立的なもので好感が持てました。



ただ、これはただの伝記映画ではないです。

思想が対立していても、それを超えた友情というものがあるということ、

対立する思想の人間が身内にいるだけで、弾圧するということは不当であること、

孤立しても報道すべきことがあること、

などなど、現在にも通じることがたくさんあります。


エド・マローの言葉はひとつひとつ力のあるものでした。

報道よりも娯楽ばかりを優先するようなテレビはメカが詰まったただの箱だ。

というような最後の言葉が特に印象的でしたね。



決めセリフもかっこいいですし、社会派映画が苦手でなければ観て損はないと思います。

_ ネタバレ映画館 - 2006/05/19 23:33:56

 国内に自由がないのに、他国に自由を与えるなんて無理だよなぁ・・・

_ 水曜日のシネマ日記 - 2006/05/19 23:47:31

1950年代のアメリカを舞台に、
人気TV番組のキャスターであったエドワード・マローと、
「赤狩り」を主導したマッカーシー上院議員との闘争を描いた作品です。

_ ラムの大通り - 2006/05/20 00:32:15

----この映画アカデミー賞6部門ノミネートニャんだって?
えっ、監督がジョージ・クルーニー。本当?
「うん。共同脚本に出演も兼ねている。
で、製作総指揮が今や彼の盟友スティーブン・ソダーバーグ」
----いつの時代のお話なの?
「1950年代のアメリカ。
そこではマッカーシー上院議員による“赤狩り”旋風が吹き荒れていたんだ。
この後遺症は今でも残っていて
エリア・カザン監督はアカデミー名誉賞を授与されながら、
授賞式での反応は賛否に分かれてしまった。
当時、彼が赤狩りに協力的だったというのがその理由だ。
あの時代、根拠の有無にかかわらず嫌疑がかけられた者は、
共産党やその新派でないことを示すために
他の誰かを告発することを強いられ、
拒否すると職や地位を追われたんだ」
----先進国アメリカとは思えない話だね。
「この赤狩りは映画界にも及び、
映画でも描かれたことあるから
前から知っていたけど、
それがどうやって終結したかまではぼくも知らなかった。
ここでは国民的ニュースキャスター、エド・マローと
若き記者たちがその言葉を武器に、
マッカーシー議員と戦う姿が描かれる。
当時、上院議員への批判は、
世論の糾弾の的になるだけではなく
反逆罪にも問われない行為だったと言う。
それだけにこれは相当に勇気のいった行為。
映画は、彼らの戦いと同時に、
議員側からの圧力、
さらには最初は『今夜も明日も私は君の味方だ』と言っていた
経営のトップが社を取り巻く状況の変化に応じて
圧力を加えていくさまがシャープなモノクロ映像で描かれる」
----へぇ〜っ、カラーじゃニャいんだ。
「うん。まるで50年代の映画を観ているみたい。
キャメラはもちろんだけど、
当時の雰囲気をディテールまで再現した美術やコスチューム、
そしてそれを完璧に着こなした俳優の力も大きい」
----ふむふむ。総合点も高いってワケね。
アカデミー賞の可能性はありそう?
「ノミネートされた映画全部を観たわけじゃないから
なんとも言えないけど、
エド・マローを演じる主演のデヴィッド・ストラーザンは
アカデミー賞が好む演技だろうね。
昨年の『Ray/レイ』もそうだけど、
実在の人物に限りなく近く演じた場合は、
オスカーにも限りなく近くなる」
----ニャるほどね。
しかし最近は社会派映画が多いね。
「それだけ社会が病んでいる

_ 我想一個人映画美的女人blog - 2006/05/20 01:34:15

50年代のアメリカで、ニュースキャスターの鑑と讃えられた伝説の男、
エド・マローとマッカーシーの伝説的な闘争
テレビ {/v/} 政治を描いた、ジョージ・クルーニー監督としての第2作目。
製作には、またもスティーヴン・ソダーバーグ監督が参加。


先日のアカデミー賞では、この作品での監督賞は逃したものの、
「シリアナ」で助演男優賞受賞{/kirakira/}{/hakushu/}


ジョージも勿論出演。自分を押さえた控えめな演技が好印象{/hikari_blue/}

父親が実際、長年ニュースキャスターで
常に"ニュースを誠実に伝えること"に精力を注いできた人らしく、
初監督作品「コンフェッション」に続いて
テレビ業界を舞台にした、シリアスな社会派ドラマ{/tv/}


ハマリ過ぎてて、全然気づかなかったけど、主演はデヴィッド・ストラザーン


粗編集が終わったばかりの状態で、一番最初に観せたのが父親。
その時、「よくやった」とたったひとこと
最高の賛辞を送ってくれた、、、、という
ジョージクルーニー、入魂の一作{/kaminari/}

すべてがモノクロ映像で、当時のドキュメンタリー映像なども交えながら
一人のエド・マローという人物を通して
"ジャーナリズムとは、真実をもたらすものではなかったのか?"を問いかける。

その中にはマッカーシー上院議員が役者のようにそのまま実際に登場してる。
役者が演じると、似てる似てないなどという見方がでてしまうから、
本人の映像を使う必要があったらしい。
そこが真実、リアリティを生んだ一因。
全体的にドキュメンタリータッチで作られていて、'50年代のテレビが普及し始めた頃の
報道の在り方を唱えてる。


スタジオからニュースを読むのではなく、副調整室から
締めの言葉は「Good Night, and Good Luck.」 
こんな誉め方、ミーハーだけどその姿は渋くて格好いい〜{/hikari_blue/}


下まつげの濃い三人組☆
内、一人は、麻薬所持で度々逮捕されてるロバート・ダウニーJr.

マッカーシーという名前は知っていても、実際どんな悪どいことをしてた人なのか、
とか当時の全米の恐怖とか、
全然知識もないワタシが観るのはそもそもどうかと思ったんだけど。。。。

ジョージはこの作品で監督としての力量を思う存

_ かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY - 2006/05/20 10:46:43

熱いジャーナリズムにストレートに感動。
エド・マローとジョージ・クルーニーの思いにうたれるばかり。

“赤狩り”が横行するマッカーシズムの時代、権力と真っ向から対決した実在のニュースキャスター、エド・マローとそのクルーたちの6ヶ月間。-1953年、アメリカ。米ソ冷戦下、ジョゼフ・R・マッカーシー上院議員が率いる委員会は、国内の共産主義者を根絶しようとしていた。彼らは、政府から軍部、そしてハリウッドまで、根拠の有無に関わらず、共産主義とみなした者を次々に告発。報復を恐れるマスコミが見て見ぬふりをする中、CBSの報道番組「See It Now」の人気キャスター、エド・マローとプロデュー...

_ ヒューマン=ブラック・ボックス - 2006/05/20 17:09:37













ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(132) グッドナイト&グッドラック-アメリカの建前は

日本の建前と違う。

それは、当たり前だ。

「アメリカ」に対するイメージは人それぞれだ。
「自由の国」「正義の国」「一攫千金....

_ [踊]Dance!Dance!Dance! - 2006/05/22 18:49:06





毎月17日が伏見ミリオン座の日ということでリーズナブルな料金で見られる日というのをこないだ知ったので行って来た。最終回ということであまり人が入ってなかった。人気俳優ジョージ・クルーニーが監督、スティーブン・ソダーバーグ、ジョージ・クルーニーが設立し....

_ シネマ日記 - 2006/05/23 14:12:17

GOOD NIGHT AND GOOD LUCK.とはジョージクルーニーがデートした女性にいつも言う言葉…というのは、今年のアカデミー賞の司会者ジョンスチュワートが飛ばしたジョーク。ジョークを解説するほど野暮なこたぁないんだけど、英語のジョークなので一応解説を入れますと、GOOD LUCKというのはもちろん「幸運を祈る」ってことなんだけど、もう会わない相手などに使われる場合も多いさよならの言葉で、あなたがもしジョージクルーニーとデートして、別れ際にこう言われたら、「君とは一度寝ただけで、もうこれっきりだよ」と言われているのであって、ジョージは決してあなたの明日の仕事がうまくいくことを祈って言っているわけではないということになる。そのジョージクルーニーが今年のアカデミー賞主演男優賞をもらったときの第一声は「これでもう監督賞はないな」だった。この「グッドナイトアンドグッドラック」での監督賞ノミネートのことである。実際、監督賞は「ブロークバックマウンテン」のアンリーに渡り、ジョージは受賞を逃したが、彼の監督したこの作品のできばえは、ハリウッドの良心と言われるジョージらしいものである。1950年代、アメリカに吹き荒れたマッカーシイズム、共産主義者のいわゆる「赤狩り」のことをまったく知らない人は、少し勉強してから見に行ったほうがいいと思う。このことをまったく知らないと本当に全然ついて行けないということになってしまうかもしれない。ロバートデニーロ主演の「真実の瞬間」という映画ではこの赤狩りがハリウッドに吹き荒れた様を描いている。この赤狩りの被害に遭った有名人で日本人に一番知られている人はチャーリーチャップリンで、彼はこの赤狩りで1952年にハリウッドを追われ、彼がアメリカに戻ったのは実にその20年後のことであった。1950年代なんてまだほんの50年ほど前だし、赤狩りのことはワタクシたちにはあまりピンと来ないというか、なんだかにわかには信じられない話なのだけど、実際にこんなことがあったわけだし、日本では共謀罪が成立しようとしているし、今だっていつ何時こんなおかしな事態になるとも限らない。それは普通に考えれば「おかしな事態」なのだけど、それに真っ向から反対を唱えると自分もその赤狩りの対象にされるという、まさに恐怖の政治である。そんななか、自分たちの危険を顧みず、マッカーシー議員に異

_ 万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記 - 2006/05/29 15:32:26

 映画の本質とは関係ないが、1950年代のテレビキャスターはタバコをふかしながら、カメラに向かってしゃべっていたんだ、とやけに気になった「グッドナイト&グッドラック」(ジョージ・クルーニー監督)。今では考えられないほど、放送局は紫煙いっぱいの世界だったの....

_ soramove - 2006/05/30 22:42:40

「グッドナイト&グッドラック」★★★☆
デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー主演
ジョージ・クルーニー監督、2005年アメリカ

タバコを片手に少し斜めに体をTVに向けて
ニュースの締めの言葉は
「グッドナイト&グッドラック」

カッコ良すぎる。
...

_ 日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~ - 2006/06/27 00:11:45

自由と平等の国、アメリカ。そのアメリカの自由が、どうもこのところ怪しい...。9.11以来、テロへの恐れからくる疑心暗鬼に支配されてしまったような雰囲気さえ漂い、「自由の国」の意外な脆さが浮き彫りにされています。

本作は、時代を第二次大戦後の冷戦時代に遡ります。

_ タクシードライバー耕作のDVD映画日誌 - 2006/11/26 20:16:45

製作年度 2005年
製作国 アメリカ
上映時間 93分
監督 ジョージ・クルーニー
原作 −
脚本 ジョージ・クルーニー 、グラント・ヘスロヴ
音楽 −
出演 デヴィッド・ストラザーン 、ジョージ・クルーニー 、ロバート・ダウニー・Jr
(allcinema ONLINE) ...

_ 利用価値のない日々の雑学 - 2006/12/10 18:14:50

1950年代の赤狩りがテーマである。アメリカでは、当時共和党上院議員、ジョセフ・マッカーシーの名前をとって「マッカーシズム」と呼ばれた。マッカーシーは、共産主義者とその同調者として糾弾されたのはアメリカの政府関係者やアメリカ陸軍関係者だけでなく、ハリウッドの芸能関係者や映画監督、作家。さらにはカナダ人やイギリス人などの外国人にまでに及んだ。しかしこの強引な手法がマスコミ・民主党から大きな反感を買うことになる。マスコミをはじめ政府、軍部内にマッカーシーに対する批判が広がる中、1954年3月9日には、ジャーナリストのエドワード・R・マローにより、マローがホストを勤めるCBSのドキュメンタリー...

_ Subterranean サブタレイニアン - 2007/02/05 01:43:08

監督 ジョージ・クルーニー 主演 デヴィッド・ストラザーン 2005年 アメリカ映画 93分 ドラマ 採点★★★★ 映画ばっか観ている私ですが、それで別に賢くなるわけでも殺人鬼になるわけでもありません。ただ一つだけ身をもって感じるのが、映像の持つ強大な影響力と、その反..

_ Sweet* Days - 2007/02/22 11:37:34

グッドナイト&グッドラック 通常版


監督・脚本:ジョージ・クルーニー
CAST:デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー 他

ヴェネチア国際映画祭主演男優賞、脚本賞 他受賞STORY:1950年代、米ソ冷戦下のアメリカ。マッカーシー上院議員により共産党員を排除する「赤狩り」が横行し、多くの人が職を失っていた。マスコミも報復を恐れ批判を控える中、CBSの国民的ニュースキャスター、エド・マーロー(デヴィッド・ストラザーン)と彼のスタッフ達が立ち上がる・・・
1930年代から活躍していたキャスター、エド・マーローの実話を映画化。

ジョージ・クルーニーが自身のニュ...