シネマ日記 ブロークバックマウンテン ― 2006/04/13 20:59:12
人には目に見えない、いろいろな’一線’が張り巡らされている。それはモラルやタブーと呼ばれるものでしょう。 この映画はその一線を越えてしまった者の哀しみを、私たちに教えてくれます。
越えない方が、幸せだったのか。しかし、彼らは越えてしまったのであり、越えずには、居られなかった。
だれも自分の幸せを求めるが、どこかで歯車が狂えば、その幸せを求めることが、不幸を求めていると同じこととなる。
芸術・文化の一翼ながら、ショウービジネスでもある映画産業。保守的思想の業界でもあり、’ゲイ’をテーマしたとした映画には、アカデミー作品賞を贈らなかったとか?
ゲイのイニス役(ヒース・レジャー)とその妻アルマ(ミシェル・ウィリアムズ)。物語では離婚するのですが、実生活ではこの映画がきっかけで結婚し、一児をもうけております。男同士のキスシーンが、男と女のラブロマンスのはじまりだったとは。
お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★
水戸では4/15から「クラッシュ」と「ブロークバック・マウンテン」どちらも観られます。お見逃しなく!
スタンプラリーポイントで鑑賞、フリーチケット交換は次回に
公式HP ブロークバックマウンテン
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