シネマ日記 子ぎつねヘレン ― 2006/04/02 13:51:25

北海道の緑の草原とピアノの調べ。そして、子ぎつねヘレンの寂しげな眼差し。
目と耳が不自由なヘレンを守ることを通して、成長していく少年と家族を描いています。お子様向けと思っていたのですが、十分大人の鑑賞に堪える映画でした。
子供向けにしては、家族の設定を一捻りし、説明的なシーンがありません。この映画を、子供たちが10年後、20年後にまた観れば、ヘレンの命を守ることは、家族の絆を築くことだと解るでしょう。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
文句ない風景の美しさ。この夏、iPodに西村由紀江の曲を入れ、北海道に行きたくなりますよ。
108マイル獲得合計5953 6000マイルまであと47
公式HP 子ぎつねヘレン
シネマ日記 ナイト・ウォッチ ― 2006/04/09 17:49:15

ロシア発、光vs闇のダークファンタジー。
光と闇の戦いではなく、私には睡魔との闘いとなってしまいました。斬新な映像が展開するのでが、ストーリの内容が理解できないままの115分。
つまらないとか下らないとかではなく、私には「解らない」映画でした。 感想、私には、猫に小判、暖簾に腕押し、馬耳東風。
お勧め度 ★ 私の満足度 ★
2005年10月公開の「シン・シティ」以来の、熟睡映画となりました。シン・シティが面白かった方には、お勧めです!
115マイル獲得合計6068 8ヶ月で到達! ('05/8/11~'06/4/5)
公式HP ナイト・ウォッチ
シネマ日記 ブロークバックマウンテン ― 2006/04/13 20:59:12

人には目に見えない、いろいろな’一線’が張り巡らされている。それはモラルやタブーと呼ばれるものでしょう。 この映画はその一線を越えてしまった者の哀しみを、私たちに教えてくれます。
越えない方が、幸せだったのか。しかし、彼らは越えてしまったのであり、越えずには、居られなかった。
だれも自分の幸せを求めるが、どこかで歯車が狂えば、その幸せを求めることが、不幸を求めていると同じこととなる。
芸術・文化の一翼ながら、ショウービジネスでもある映画産業。保守的思想の業界でもあり、’ゲイ’をテーマしたとした映画には、アカデミー作品賞を贈らなかったとか?
ゲイのイニス役(ヒース・レジャー)とその妻アルマ(ミシェル・ウィリアムズ)。物語では離婚するのですが、実生活ではこの映画がきっかけで結婚し、一児をもうけております。男同士のキスシーンが、男と女のラブロマンスのはじまりだったとは。
お勧め度 ★★★★★ 私の満足度 ★★★★
水戸では4/15から「クラッシュ」と「ブロークバック・マウンテン」どちらも観られます。お見逃しなく!
スタンプラリーポイントで鑑賞、フリーチケット交換は次回に
公式HP ブロークバックマウンテン
シネマ日記 プロデューサーズ ― 2006/04/15 21:36:28

ミュージカル映画は、あんまり難しいことを言わず、歌と踊りを楽しむに尽きますね.。
意味なく(意味はあるのでしょうか)、いきなり登場人物たちが、歌い踊りだす’瞬間’の間が、私は大好きです。
登場人物のテンションが高く、冷静に考えるとお馬鹿ムービー的内容なのですが、さすがトニー賞受賞のブロードウェイミュージカル、「春の日のヒトラー」の舞台シーンは、文句なく楽しめます。
それと、おばあちゃんたちのダンス?シーンがあるのですが、 これも、なかなか見ごたえありです。
おすすめ度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
エンドロールの最後まで楽しめますので、決して席を立たないでください。普通なら絶対読みたいと思わない、ある本を買いたくなりますよ。
フリーパスポート鑑賞 1作目 ダダで何本観られるか?
公式HP プロデューサーズ
シネマ日記 キスキス、バンバン ― 2006/04/17 22:54:27

コソ泥(ロバート・ダウニーJr.)と私立探偵(ヴァル・キルマー)が殺人事件に巻き込まれていく、肩のこらないサスペンス・コメディ。
いかにもハリウッドの都会的センスのコメディ映画で、観ていて小気味いいです。二人の軽妙な会話のやり取りをお楽しみください。
ロバート・ダウニーJr.、久しぶりと思ったら、塀の中へお泊りしていたみたいです。ドラックから立ち直り、また活躍そうですね。
「M:I-3」のヒロイン役、ミッシェル・モナハンが出ているので、前準備として観るのも、ありですね。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
TOHOシネマズ系でしか、やってないみたいです。限りなく未公開映画に近い。結構面白いのに、不思議です。
フリーパスポート鑑賞 2作目
公式HP キスキス、バンバン
シネマ日記 連理の枝 ― 2006/04/18 22:45:15

韓国お得意の難病悲恋ものと思いきや、中盤までは完全なラブコメで、涙、鼻水用ハンカチの出番はありません。
プレーボーイでゲームソフト会社の若き社長チョ・ハンソン、発作がでなければ、難病と気づかれないチェ・ジウ。二人が繰り広げる恋の駆け引き。そして、その二人に、真実の愛が訪れる。
美男・美女のクロースアップ。男性はチェ・ジウを、女性はチョ・ハンソンを自分の仮想の恋人に見立て、幸せな気分に浸れます。
後半は、こんなストリーあり?とも思えるほど強引に、二人を苦しめます。ここで、ハンカチの出番です、お忘れなく。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★★
はやりの韓流、良く言えば、‘夢物語を楽しむ‘という映画の本来の役割を果たしていると感じました。
フリーパスポート鑑賞 3作目
公式HP 連理の枝
シネマ日記 タイフーン ― 2006/04/21 22:20:48

ストーリの運び方や主人公たちの描き方は、娯楽超大作そのもものです。しかし、南北分断の悲劇を中心にすえているため、荒唐無稽とも思える設定も、「北朝鮮と韓国ならありうるかも?」と思わせてくれます。
国家と自分の関係を問う。平和な日本では、ほとんどの人が考えいません。まれに考えるとすれば、それはオリンピックとかサッカーといったスポーツに関することだけだと思います。
韓国映画が「元気が良い」のは、韓国国民が、乗り越えなければいけない問題を認識しており、それに立ち向うためと、それを一時、忘れるめに映画を必要としている。そんなことを、観終わった後、感じました。
お勧め度 ★★★ 私の満足度 ★★★
チャン・ドンゴンの復讐に燃える海賊の首領。血走った目が決まってます。それに対する、イ・ジョンジェ、市川雷蔵にも似たクールな雰囲気が良かったです。
フリーパスポート鑑賞 4作目
公式HP タイフーン
シネマ日記 チェケラッチョ!! ― 2006/04/23 20:51:28

年老いた者には、はるか昔のときめきを、若者には共感を。 高校生が主人公の青春映画って、いいですね。
私が特に感じたこと。言葉の持つ力強さは、方言にしかにか残されていないのか?
スイングカールズの東北弁、今回は沖縄弁。首都圏の若者のはやり言葉での会話では、表現できない言葉のリアリティ。
はやり言葉は、今を映す鏡なのですが、日本語の豊富な語彙を切捨てしまう一種の暴力でもあると思います。
沖縄を舞台に、青春映画のセオリー通り(ありきたりではなく、しっかりしたという意味)のストーリ。年上の女性に恋する主人公、その女性にはじめて出会う水族館のシーンの美しさが、印象的です。
お勧め度 ★★★★ 私の満足度 ★★★★
KONISHIKIのラップ、決まってます。歌うまいなーと思ったら、CDも出してるんですね。
フリーパスポート鑑賞 6作目 (5作目は連理の枝2回目)
公式HPチェケラッチョ!!
シネマ日記 デュエリスト ― 2006/04/24 21:36:07

衝撃の映像美とは、ゲームの映像を映画化することだったのでしょうか?
確かに’きれいな映像’が次々と展開されるのですが、きれいなパーツを寄せ集めても、美しいものは生まれない。こだわりを持って、映像を造っているのは理解できるのですが、私の心に染み入ってきませんでした。
音楽の使い方も、そのシーンだけを見れば合っているのでしょうが、トランスあり、ジャズあり、タンゴあり、クラシックありの、ごった煮状態で、私には消化できませんでした。
そして、最後まで主人公たちの人間が見えてこなかったのが 残念でした。
お勧め度 ★ 私の満足度 ★
「恋する神父」では魅力満点のハ・ジウォンが、この作品では、活きていませんでした。
フリーパスポート鑑賞 7作目
公式HP デュエリスト
シネマ日記 ニュー・ワールド ― 2006/04/25 22:05:58

叙情的な作品のこの映画、好き嫌いが分かれるところでしょう。 ちなみに、私は大好きです!!
アメリカ開拓のイギリス人とネイティブアメリカンの恋物語、ディズニー映画「ポカポンタス」でおなじみのようです。私は勉強不足で、映画を観終わってから知りました。
弱冠15歳のクオリアンカー・キルヒァーが、不思議な魅力でポカポンタスの一生を、静かにゆっくりと描いていきます。 恋に生き、そして恋に破れ、最後に彼女が得たものは、真実の・・・
詩的な語り、アメリカの自然を崇めるような映像に、身をゆだねられるかが、楽しめるか楽しめないかの分かれ道です。
お勧め度 ★★ 私の満足度 ★★★★
おじさんの大きなあくびの声も聞かれました。たしかに気持ちよくなり熟睡モードの方もちらほら。
フリーパスポート鑑賞 8作目
公式HP ニュー・ワールド
最近のコメント