シネマ日記 ミュンヘン2006/02/05 13:16:27

エンターテイメントとしての映画ではなく、報道としての映画。 ドキュメンタリーではないが、真実を見つめる。そんな感想を抱きました。

国家と民族、そして家族と個人。正義の名の下に行われる殺戮(テロ)は、報復の応酬という無限の連鎖となる。

民族の目に見えない’大義’が、自分の命、家族の命を守る’カタチ’となって、個人を殺人マシーンと変えていく。そして、そこに残るものは・・・

イスラエルの諜報機関の主人公が、ミュンヘンオリンピックでのテロの報復として、実行犯のパレスチナ人を次々に暗殺していく。爆発音に続く、凄惨な殺戮シーン。これが繰り返されて行きます。

お勧め度 ★★★★- 爆弾テロの大音響が、平和な生活にどっぷり浸かっている日本人に警鐘を鳴らしています。(何回も本当にドキッとします)

164マイル獲得合計4435 6000マイルまであと1565

公式サイト munich

コメント

_ nao ― 2006/02/08 12:47:55

TBさせていただきました。
映画のなかの大音響はすごかったですね。
本当に揺れた気がしました。
まさしく、あの音で平和に浸っている日本人に大きな警鐘になったと思います。

_ チャック・イェーガー ― 2006/08/29 17:50:06

暗殺されていったのは実行犯ではなくて首謀者と目される人物をとにかく復讐したくてかたっぱしから殺された11人と同じ数だけリストアップしたというのが本当のところのようです。 血で血を洗うというやつですね。 やられたらやり返すということが通るのならばこの世に警察も裁判もいらないということになります。 爆音が警鐘を鳴らすということの意味が理解できませんが・・・モサドもPLOも行動の動機と目的は同じです。 ただ、し目的のためにいくらでも人を殺してよい訳はなくまったくの狂気の世界です。

_ ジェシカ・ラング ― 2006/08/29 18:01:02

日本人は先の大戦以降、だれも外国人を傷つけたり殺したりしていません。 戦争することが勇ましく、平和なことを平和ボケと単純に結論するのはおかしなことです。 日常に爆発音が轟くことこそ異常なのであって戦争中毒の大国こそ批判されるべきです。 昨今、やられそうなだけで相手を攻撃してもよいようなことになってしまいました。 アメリカのニホンザルによく似た大統領のせいです。 世界に不幸をばらまいています。 だれも止められません。 軍事大国に侵略された小国の人々が抵抗する行為をテロと決め付けられてしまいました。もし、自分が家族を皆殺しにされ、家を破壊され、職を失い、国まで失えば、黙ってじっとしてはいないでしょう。 体に爆弾を巻きつけてカミカゼのように体当たりする心境も理解できるというものです。 そうするしか選択肢のない世界が地上にはたくさんあるということです。

_ トム・ウルフ ― 2006/08/29 18:08:16

捨てて置けないのが憎しみの連鎖を絶つために子供を次の世代を平気で殺している状況です。 ガザ地区でイスラエル兵から狙撃された子供がどれだけ大勢いることか皆さんはご存知でしょうか。 学校から帰宅途中で外出禁止令が出たからとてどうすればよいというのでしょうか、道路を歩いていただけで頭を打ちぬかれた小学生、自宅の屋上で母親のお手伝いで洗濯物を取り入れようとしていただけで狙撃された女の子、広場でサッカーをしていただけなのにミサイル攻撃を受けてばらばらに砕け散った子供・・・

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_ Akira's VOICE - 2006/02/05 15:23:19

事実以上の驚きは無い。
でも,響くメッセージは胸に刺さる。

_ カリスマ映画論 - 2006/02/05 18:04:55



【映画的カリスマ指数】★★★☆☆

 人間の哀しく愚かな本質をみる

_ きょうのあしあと - 2006/02/05 20:10:41

「私は正しいのか?」
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー、エリック・ロス
出演:エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、キアラン・ハインズ、マチュー・カソヴィッツ、ハンス・ジシュラー、ジェフリー・ラッシュ、他
劇場:TOHO CINEMAS 川崎
■物語について
1972年ミュンヘン・オリンピックで起こった史実、イスラエル選手団襲撃事件。凄惨な事件の後何が起こったか・・・スピルバーグ監督がモチーフにしたのはイスラエル政府による報復<神の怒り作戦>。連綿と続けられるパレスチナ問題と、暗殺チームに選ばれた青年アヴナーの心の鳴動を描く。

_ 遠慮無く…書くよ! - 2006/02/07 20:45:21





久々に骨太の映画を観た思いでした。胸が苦しくなりましたけど・・・。色んな見方ができる映画です。Espionageモノのとしてもかなりのリアリティーを持ってますし、パレスチナ問題

_ とにかく、映画好きなもので。 - 2006/02/07 23:55:51


 






1972年の9月5日、ミュンヘンオリンピックの最中。

 パレスチナゲリラ "黒い九月(ブラックセプテンバー)によるイスラエル選手団襲撃事件が選手村で起こる。

 結果、選手、コーチを含めた11名が全員死亡した。

 これに対抗して、イスラエル....

_ ひらりん的映画ブログ - 2006/02/08 04:07:38

公開初日のナイト・ショウで観てきました。
スピルバーグ監督の映画という事で、夜中にしてはまずまずの入り。
原題は「MUNICH」。
2005年製作のサスペンス・ドラマ、164分もの。

_ |nao-life | - 2006/02/08 12:47:55

ミュンヘンを観てきました。
上映時間が長いと言われていますが、私の感想としては、
死と隣あわせの緊張が続き、中だるみなく観ることができました。
おそらくこの緊張感は、映画館だからこそ生まれるものだと思います。
少しでも観てみたいなと感じているのでしたら、ぜひ映画館で見て欲しい映画です。
また、この手の映画では、人間関係が複雑に絡みあい、
途中で話がわかりにくくなってしまいがちですが、
ストーリーを見失うこともなく、ストレートに観ることができました。

また、それ以上に
主人公の人間性の変化や、任務より帰りたいと感情になるなど
主人公と見ている私の感情が同化してい...

_ ヒューマン=ブラック・ボックス - 2006/02/08 21:46:10
















ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(92) ミュンヘン-
こんなこと言っちゃいけないけど

彼のエンターテーメント的な映画が

懐かしいなあ


2006年第78回アカデミー賞主要5部門ノミネート(作品、監督、編集....

_ 悠雅的生活 - 2006/02/09 01:52:10

報復が齎す孤独と苦悩

_ ☆ 163の映画の感想 ☆ - 2006/02/09 06:54:27

1972年ミュンヘンオリンピック、パレスチナゲリラによってイスラエル選手11人が犠牲になる。イスラエル機密情報機関“モサド”は暗殺チームを編成しパレスチナゲリラ11人暗殺が実行される。。。という事実に基づいたお話です。

ミュンヘンオリンピックのときに...

_ step by step  - 2006/02/09 23:17:40

2月8日(水)
『ミュンヘン』観て来ました。
スピルバーグ監督作品。


有頂天ホテルが満席だったので。
有頂天ホテルを観に行こうとしたのは、今日で3回目。
1回目は満席。2回目は

_ Alice in Wonderland - 2006/02/10 15:24:16

本日は朝から首が痛く夕方になっても治らなかったのだけど2時間44分のミュンヘンを観に来ました。話に盛り上がりはなかったものの平和ってなんなんだろう?正義ってなに?と悩まされる映画でした。ただ中東問題やパレスチナ問題などの知識のなさに少し凹んでしまいまし...

_ のら猫の日記 - 2006/02/10 21:05:26

【新宿ピカデリー】 1972年9月、ミュンヘン・オリンピック開催中、武装したパレスチナのテロリスト集団“黒い九月”がイスラエルの選手村を襲撃、最終的にイスラエル選手団の11名が犠牲となる悲劇が起きる。これを受けてイスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部..

_ 蛇足帳~blogばん~ - 2006/02/10 21:24:48

Steve Spielberg監督作品の映画『ミュンヘン』を観て来ました。 1972年の「ミュンヘン・オリンピック」で実際に起きた、パレスチナのゲリラ「黒い9月(Black September)」によるイスラエル選手団の人質殺害事件を基にしていて、今も続いているイスラエルとパレスチナの紛..

_ 映画と秋葉原とネット小遣いと日記 - 2006/02/10 22:30:32

『ミュンヘン』 
公式HPはこちら
 ENTTER SITEでFlash版

●あらすじ
1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピックの選手村で、パレスチナゲリラ(黒い九月)のテロにより、イスラエル選手団11人死亡した。イスラエルの機密情報機関(モサド)は、報復の

_ ちつ子の調教シネマCAFE - 2006/02/12 18:54:16















エンドロールが流れ始めてもあたし、暫く席を立てなかったわ。
強烈な虚脱感に襲われた、というか茫然と何も考えられない状態のまま出口に向ったのを記憶しているわね。
公開初日に友達と観に行ったのだけれど、シアターを出て数分間はお互い....

_ ヨーロッパ映画を観よう! - 2006/02/12 20:55:02

「Munich」2005USA スティーヴン・スピルバーグ(シンドラーのリスト/1993)が監督、主演は「トロイ/2004」のエリック・バナ。原作はノンフィクション小説“標的(ターゲット)は11人/モサド暗殺チームの記録”。この事件は世界中で放映され、当時TV で見た記憶がある。バナ演じるアヴナーとチームを組む男たちに「Jの悲劇/2004」のダニエル・クレイグ、フランス人俳優のマチュー・カソビッツ(アメリ/2001)、オスカー俳優「シャイン/1996」のジェフリー・ラッシュetc.
アヴナーの身重の妻ダフナはイスラエル人女優アイェレット・ゾラーが演じている。

1972年ドイツで開...

_ ブツヨク人 〜 GOのハッピー?!ライフ ブログ 〜 - 2006/02/12 22:30:52

映画「ミュンヘン」を観て来ました。

スティーヴン・スピルバーグ監督が、1972年のミュンヘン・オリンピックで実際に起きた事件の真相を、事件に関わった人々のコメントや、史実に基づいて映画化した衝撃の問題作。




監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:エ....

_ 憔悴報告 - 2006/02/16 16:27:28

出来事的衝撃と物語的衝撃の兼ね合いで、映画は成り立っている。
最も分かりやすい例が『悪魔のいけにえ』であり、あの映画は出来事的衝撃を極限にまで高めたという意味で紛れもなく最強だ。
スピルバーグは前作『宇宙戦争』で、まさに『悪魔のいけにえ』のごとき出来事的衝撃の究極を目指し、ある程度それを達成した。

_ ノラネコの呑んで観るシネマ - 2006/02/18 12:13:24

久々に本気のスピルバーグは、やはり凄い。
暗殺者になる使命を受け入れる事で、永遠の重荷を背負ってしまった一人の男の長く悲しい心の旅を描く、ある種のロードムービー。
「ミュ

_ 太陽がくれた季節 - 2006/02/19 11:04:23

~「第20回冬季トリノ五輪開催記念」(^^)あれこれ―その2:ああ、ミュン篇(^^)

→その1:ああ、トリノ五輪篇~僕のメダル獲得予想は「金3、銀3、銅4」は、こちら!

→その3:ああ、名古屋篇~ストーンズ「名古屋公演」行くか行くまいか...は、(※後刻!)
おはようございます、ダーリン/Oh-Wellです!

さて、2月12日の朝を迎えました。東京は穏やかな晴天です!!

私め、友人に誘われたこともあり、今週中に『ミュンヘン』(2005/スティーヴン・スピルバーグ)の2度目の鑑賞をすることとなりそうです。

そう、一度の鑑賞では、中々この映画についてのエントリ...

_ WILD ROAD - 2006/02/20 00:12:34

『ミュンヘン』



2005年アメリカ(164分)


監督:スティーヴン・
   スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:エリック・バナ
   ダニエル・クレイグ
   キアラン・ハインズ
   マチュー・カソヴィッツ
   ハンス・ジシュラー
...

_ bobbys☆hiro☆goo☆シネプラザ - 2006/02/20 09:26:04

賛否両論や宣伝は控えめになど
話題の多いスピルバーグ監督の
「ミュンヘン」ご覧になりましたか?

「宇宙戦争」に続く新作ですが
流れは「シンドラーのリスト」「プライベートライアン」の
歴史の裏に隠されたシリーズです。

作品は2時間44分の 
このシリーズ特有の超大作ですが
見ごたえ充分、無駄なシーンがないほど
一気に見せてくれます。

1972年に自分が何歳であったか
「ミュウヘン・オリンピック」の背景を
どれだけ理解してるかの度合いで
映画の感想は変わってくると思います。

「平和」「民族」「祖国」という
キーワードを基に観るのもいいですが
主人公「アヴナー」の
人間ドラマとして観る方が
映画の娯楽性を感じ取れると思います。

この話題作をいろんな人が鑑賞し
いろんな感想を持って欲しいと思います。

「男たちの大和」を見た方に
おすすめします。

※決して派手な映画ではありません。

_ よしなしごと - 2006/02/20 23:41:42

 30個目のアカデミー賞受賞なるか?スティーブンスピルバーグの「ミュンヘン」を見てきました。

_ MOVE 若旦那のブログでポン! - 2006/02/24 08:46:53

ミュンヘン スピルバークには悪い癖がある。 数本に一本の割合で、どうしようもない子供だましやエセヒューマニズム映画を何故か撮ってしまうのである。 が、しかし裏を返すと、それをやらない時のスピルバーグはほとんど外れがない。(→でも、たまにはあるか) というわけ..

_ soramove - 2006/02/25 00:10:32

「ミュンヘン」★★★☆
エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ主演
スティーヴン・スピルバーグ監督、2005年、アメリカ

1972年
ミュンヘン・オリンピック開催中に、
パレスチナゲリラによる
イスラエル選手団襲撃事件が起こった。

人...

_ ば○こう○ちの納得いかないコーナー - 2006/03/01 04:37:50

今から34年前の1972年、西ドイツ(現在のドイツ)のミュンヘンでミュンヘンオリンピックが開催された。開会式は8月26日に行われたのだが、それから10日後の9月5日に世界中を震撼させる大事件が起こった。世に言う「ミュンヘンオリンピック事件」で在る。

パレスチナの武装グループ”黒い九月(ブラック・セプテンバー)”のメンバー8人が、オリンピック会場内のイスラエル選手村に乱入。イスラエル人選手とコーチの2名を殺害した上、残り9名を人質に取り、イスラエルに収監されているパレスチナ人234人の解放を要求した。イスラエルのゴルダ・メイア首相はこの要求を突っ撥ねた上、イスラエルによる事態解決を西ドイツに求めるも、西ドイツからは「自国内の問題故、自国で対応する。」と拒否されてしまう。

西ドイツ政府は犯行グループと交渉を行い、彼等が飛行機でエジプトのカイロに脱出する事を認める。だが実際には、飛行機を用意したとするミュンヘン国際空港迄彼等を行かせるつもりは無く、(空港へ)移動する為のヘリコプター2機が置かれた空軍基地にて彼等を狙撃し、人質解放を図る思惑が政府には在った。

しかし、彼等全員の狙撃に失敗。生き残った者達との銃撃戦と相成り、彼等がヘリコプター1機を手榴弾で爆破する等、最終的には人質9人全員と警察官1人が死亡するという最悪の結果となってしまった。(犯行グループ8人は、5人が射殺され、残り3人は逮捕された。)

巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、この事件及び”後日談”を描き上げた。その作品「ミュンヘン」を先週末に鑑賞した。

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ミュンヘンオリンピック事件で、自国民11人を殺害されたイスラエル。怒りに燃えたゴルダ・メイア首相は、国の機密情報機関で在るモサドに対し、事件の首謀者11人(殺害された人数と同数。)の暗殺を命じる。秘密裏に構成された暗殺チーム。リーダーに抜擢されたアヴナー(エリック・バナ)と他のメンバー4人の総勢5人は、首謀者を次々と暗殺して行くが、やがて自らの命も狙われる様になって行く・・・。
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史実に基づいた作品だけに見応えは在った。映画「アンタッチャブル」の如く、暗殺チームの”仲間”が次々と殺害されて行く展開には、固唾を呑

_ アリゾナ映画ログ - 2006/03/01 22:57:08

2006年1月4日鑑賞


Tagline: The world was watching in 1972 as 11 Israeli athletes were murdered at the Munich Olympics. This is the story of what happened next.

ストーリー
1972年9月にドイツのミュンヘン

_ 渋谷でママ気mama徒然日記 - 2006/03/07 05:24:42

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ
マチュー・カソヴィッツ
公式サイト
ママの評価☆☆☆☆★(☆4つ)
昨日やっとやっと観て来ました。早く観たかったんですよね。
凄い話題だったし、、、、
「ト....

_ シネクリシェ - 2006/03/11 17:59:33

 ミュンヘン事件そのものではなく、"その後のミュンヘン事件"を扱った作品。  パレスチナへの報復として、素人であるにもかかわらず刺客として抜

_ honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜 - 2006/03/23 06:43:50


『ミュンヘン』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/syriana/原題:MUNICH製作:2005年アメリカ監督:スティーヴン・スピルバーグ出演:エリック・バナ/ダニエル・クレイグ/キアラン・ハインズ/マチュー・カソヴィッツ/ハンス・ジシュラー/ジェフリー・ラッシュ

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_ 猫姫じゃ - 2006/09/06 14:37:42

ミュンヘン
2005年   スティーブン・スピルバーグ 監督エリック・バナ , ダニエル・クレイグ , キアラン・ハインズ , マチュー・カソヴィッツ
やっぱり、こういうのが、今のスピルバーグなのね。
ミュンヘン五輪で実際に起きたテロの映画化。